【アパート】内見のチェックポイントとは?持ち物や所要時間の目安も紹介

賃貸物件を探すときに、状況を確認するために行われるのが内見です。 図面ではわからない日当たりや、実際の広さを体感できる内見は、契約前に物件を確認できる貴重な機会。 せっかくならポイントを押さえて、効率よく内見したいと考える方も多いでしょう。 これから内見を行う方に向け、あると便利な持ち物とおすすめの時間帯、見るべきチェックリストを紹介します。 1日で物件を決めたいときのポイントも解説しますので、ぜひ物件探しの参考にしてください。

賃貸物件の内見とは

賃貸物件の内見とは、契約前に実際に部屋を訪問し、写真や図面から判断できない部分をチェックすることです。 はじめに、内見の持ち物や平均所要時間、おすすめの時間帯を解説します。

内見の持ち物

内見であると便利な持ち物は、以下の5つです。
  • 間取り図
  • スマートフォン
  • メジャー
  • 家具の寸法メモ
  • メモと筆記用具
間取り図は、内見前に不動産会社から渡されるケースが多いので、必ず持参しましょう。 図面と実際の間取りとの相違を確認できますし、コンセントの位置や寸法を書き込むのにも便利です。 スマートフォンはカメラとして使用できるほか、事前にアプリを入れておけば、方位磁石や水平器としても利用できます。 メジャーや家具の寸法を書いたメモ、筆記用具があれば、内見で家具の搬入経路や配置場所、カーテンの寸法を把握できます。忘れずに用意しましょう。 なお、スリッパは大抵不動産会社が用意するため、わざわざ購入する必要はありません。

内見の平均所要時間

内見にかかる平均所要時間は、1件あたり10分〜30分が目安です。 チェック漏れを防ぐためにも、あらかじめ確認したいポイントをまとめておきましょう。 1日に複数内見する場合、3件から多くても5件に絞り込むのがおすすめ。 件数が多いとかえって迷いが出てしまうため、特に比較したい数件のみにしましょう。

内見のおすすめの時間帯

内見するなら平日は夜間、休日なら午前中がおすすめ。 平日の夜間は帰宅している入居者が多いため、ほかの部屋からの生活音を確認できます。 夜間の人通りや駅までの道の明るさなど、周辺環境も通勤・通学時のイメージがつきやすいです。 また休日の午前中は、在宅している入居者が多いです。そのため生活音や日中の日当たりや風通しも確認しやすいです。 ただし休日は内見希望者が多く先に申し込まれ、希望時間に内見できないケースも多いです。 機会を逃さないためにも、希望に近い物件は早めに内見を予約し、チェックポイントを事前にまとめておきましょう。

内見で見るべきチェックリスト

内見で見るべきチェックリストは、以下の通りです。
  • 部屋の広さ
  • 日当たりや風通し
  • 部屋のにおい
  • 遮音性
  • 水回り設備の状況
  • 汚れやカビ、傷の有無
  • インターネットの通信環境
  • 搬入経路
  • コンセントの数と位置
それぞれ解説します。

部屋の広さ

部屋の広さは、天井の高さや窓の位置などにより、実際の広さとは違って感じられるケースも多いです。 間取り図だけではなく、内見で実際の広さを体感する方がいいです。 特に圧迫感がある部屋は、入居後の住み心地に影響します。入室したときの雰囲気も、必ず確認しておきましょう。

日当たりや風通し

日当たりや風通しのよさは入居後、快適に過ごすためにも欠かせません。 夕方や夜間の内見で日当たりの確認が難しければ、日当たりをイメージしやすいよう、スマートフォンに方位磁石アプリを入れておくのがおすすめです。 また実際に窓を開けてみて、十分に風が通るかもチェックしてください。 このときに、排気ガスのにおいや周辺の施設からのにおいが入ってこないかも、よく確認しておきましょう。

部屋のにおい

内見では、部屋のにおいを確認しましょう。 適切にハウスクリーニングを行っていれば、前の入居者が喫煙者でも、においは強く残りません。 しかし落としきれないタバコのにおいや、カビ臭さを感じるケースもあるため、注意が必要です。 特にカビ臭さは、建物の換気不良による湿気が原因の場合があります。 個人での対処は難しいため、においに違和感のある物件は避けてください。

遮音性

賃貸アパートで快適に暮らすには、遮音性の高さは大切なポイントです。 上下左右の部屋から、足音や話し声などの生活音がどの程度響くかを、必ず確認しておきましょう。 部屋の遮音性を確認したければ、壁や床を指先で軽く叩いてください。 中身が詰まったこもったような音ならば、遮音性に問題はありません。 一方で空洞を叩いたような軽い音がする場合は、遮音性はあまり期待できないため、注意しましょう。

水回り設備の状況

キッチンやお風呂、洗面台、トイレなどの水回りは、住宅設備の中でも劣化が進みやすい部分です。 適切にメンテナンスされ、不具合がないかを内見で確認しておきましょう。 またキッチンの加熱機器は、IHかガスコンロかで使用できる調理器具が変わります。場合によっては買いなおしが必要になるため、注意してください。

汚れやカビ、傷の有無

内見では汚れやカビ、傷などがないかも確認しましょう。 目につく傷は、入居後についたものと混同されないためにも内見で指摘し、入居後も写真を撮っておくのがおすすめです。 水回りをはじめ、クローゼットや下駄箱などの湿気の溜まりやすい場所も、忘れずに確認してください。

インターネットの通信環境

入居後に困らないためにも、内見ではスマートフォンが問題なく繋がるかを確認しておきましょう。 物件によっては、建物自体にインターネット回線が導入されているケースもあるので、担当者への確認をおすすめします。

搬入経路

内見では、いま使っている家具や家電の寸法メモを持参し、問題なく搬入できるかどうかを必ず確認してください。 2階以上の物件なら、エレベーターの有無や階段の幅についても、忘れずにチェックしておきましょう。

コンセントの数と位置

コンセントの数と位置は、家電の設置場所を左右します。 特に家電が多くなりやすいキッチンやリビング周辺は、コンセントが足りなくなるケースも多いため注意が必要です。 内見でコンセントの数と位置を確認したら、間取り図に忘れずに記入しておきましょう。

1日で決めたい!効率的な内見のポイント

急な転勤や進学など、遠方からの引っ越しでは1日で内見から物件決めまで済ませたいケースも多いです。 1日で物件を決めるために、効率的な内見のポイントを解説します。

事前準備

1.物件候補を絞り込む

限られた時間で物件を決めるために、あらかじめ物件候補を2~3件に絞り込んでおきましょう。 遠方からの引っ越しで土地勘がないときは、口コミで住みやすさを検索し、気になるエリアを絞り込みます。 通勤・通学の希望時間から複数候補を挙げ、周辺環境で比較するのもおすすめです。 エリアが決まったら駅からの所要時間、間取り、家賃などの条件をもとに、不動産会社へ問い合わせます。 このときに内見したい日程を伝え、複数物件の内見が希望と伝えておけば、条件の近い物件も提案してもらえるのでスムーズです。

2.不動産会社を絞り込む

問い合わせまでは複数の不動産会社とやり取りしても、実際に内見するときは1社に絞り込んでおきましょう。 複数の不動産会社に依頼するよりも、1社に集中した方が、効率よく内見できます。 問い合わせた中から最も対応が早く、要望に的確にこたえてくれた不動産会社を選ぶのがおすすめです。

3.家具や家電の寸法をメモする

内見当日に慌てないよう、家具や家電の寸法は必ずメモしておきましょう。 通路幅によっては、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のほか、ベッドやソファの搬入が難しいケースもあります。 スムーズに内見を進めるためにも、搬入に必要な寸法は必ず把握しておいてください。

4.審査に必要な基本情報を揃える

通常、賃貸物件の申し込み後には大家さんと保証会社による入居審査が行われます。 入居審査では、現在の収入状況や勤め先情報が必要ですし、連帯保証人をたてるなら連帯保証人の住所氏名や収入状況、勤め先の名前も必要です。 1日で物件を決めたければ、入居審査に必要な情報や書類もあらかじめ準備しておきましょう。 入居審査に必要な書類については、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にご覧ください。 ※内部リンク

当日の流れ

1.平日の朝からスタートする

1日で物件を決めるなら、平日の朝、不動産会社が営業を開始する時間帯から内見をスタートするのがおすすめです。 早くスタートすれば数件の内見も効率よく進められますし、管理会社が営業中の昼間なら、交渉結果もすぐに確認できます。 不動産会社は土日も営業していますが、管理会社は休みの場合が多いため、交渉を考えている方はできるだけ平日に内見するとよいでしょう。

2.優先順位を明確に伝える

効率よく内見を進めたければ、不動産会社の担当者には優先順位を明確に伝えてください。 このとき、ある程度妥協できるポイントも伝えた方が、不動産会社の担当者も物件の選定がしやすいです。 「駅から近ければ、ある程度築年数が経っていてもかまわない」など、優先順位は明確に絞り込み、希望に沿った提案を受けられるようにしましょう。

内見当日に契約したいときの持ち物

通常は申し込み後に審査が行われ、結果次第で数日後に改めて契約というケースが多いため、物件の決定には数日かかるのが一般的です。 しかし遠方からの引っ越しで一気に契約まで済ませたい場合は、あらかじめ不動産会社の担当者に相談しておけば対応してもらえるケースが多いです。 内見当日に契約まで済ませたいときは、通常の持ち物とあわせ、以下を用意します。
  • 住民票
  • 印鑑と印鑑証明
  • 収入を証明する書類
  • 連帯保証人が記名・捺印した同意書
連帯保証人をたてるときは、あらかじめ不動産担当者に伝えて、連帯保証人の同意書を入手しておきましょう。 収入を証明する書類については、会社員ならば源泉徴収票、個人事業主ならば確定申告書のコピーが有効です。 契約に必要な書類は、一般的には上記4点ですが、漏れを防ぐためにも念のため不動産会社の担当者への確認をおすすめします。

賃貸物件の内見でよくある質問

最後に、賃貸物件の内見でよくある質問を見ていきましょう。

Q1.内見は一件だけでも問題ない?

理想の物件と出会えたのなら、内見は一件だけでも問題ありません。 複数の物件を内見すると迷いも増えるため、できるだけ物件を絞り込んでからの内見をおすすめします。

Q2.内見の時間は夜でも可能?

内見は夜でも可能ですが、基本的には不動産会社の営業時間内に行いましょう。 どうしても内見の時間が取れないときは、オンライン内見に対応している物件もありますので、そちらの検討もおすすめです。

Q3.内見後に不動産会社へのお礼は必要?

不動産会社には仲介手数料を支払うため、内見後にお礼の品は必要ありません。 丁寧にお礼の言葉を伝えれば十分ですが、もしどうしてもという場合は、相手の負担にならない程度の菓子折りを渡すとよいでしょう。

まとめ

内見は、間取り図ではわからない部分が確認できるため、入居後の「こんなはずではなかった」というリスクを減らすのに役立ちます。 1日で効率よく内見を済ませるならば、優先順位を決める、確認事項をあらかじめ把握しておくなど、事前の準備も必要です。 理想の物件に出会うためにも、あらかじめ不明点は不動産会社の担当者に確認し、効率よく内見を行ってください。

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