「大学生で一人暮らしをしたいんだけど、初期費用ってどれくらいかかるの?」
「少しでも安く引っ越したいけど、なにかいい方法ってあるのかな」
このような疑問を解決するため本記事では、大学生の一人暮らしにかかる初期費用や相場、安く抑えるコツなどをご紹介いたします。
大学生で一人暮らしをお考えの方はぜひ、参考にしてください。
この記事の目次
大学生の一人暮らしにかかる初期費用は相場いくら?
キャンパスライフが始まる4月。
新生活のスタートに合わせて、一人暮らしをはじめる大学生は多いです。
では、実際どれくらいの初期費用がかかるのでしょうか?
大学生が一人暮らしをする際にかかる初期費用の相場は、下記のとおり。
※家賃5万円で計算
- アパートの初期費用のみ→25万~30万
- アパートの初期費用25~30万+引っ越し業者の費用5万→30万~35万
- アパートの初期費用25~30万+引っ越し業者の費用5万+家具・家電の購入費10~20万→40~55万
詳細は下記にて解説いたします。
賃貸アパートの初期費用は家賃の5〜6ヵ月分
大学生が新しくアパートを借りる際にかかる初期費用は、家賃の5~6ヶ月分が相場です。
初期費用の内訳は、下記のとおり。
※家賃5万円で計算
項目 | 相場 | 概要 |
敷金 | 5万円 | 大家さんに預けるお金 |
礼金 | 5万円 | お礼として支払うお金 |
前家賃 | 5万〜10万円 | 日割り家賃+翌月分を先払い |
仲介手数料 | 2.5万〜5万円 | 不動産会社に支払うお金 |
保証料 | 2.5万〜5万円 | 保証会社に支払うお金 |
クリーニング代 | 2万円 | 消毒・消毒作業のお金 |
鍵交換 | 2万円 | 不法侵入を防ぐための作業 |
安心サポート | 1.5万円 | 各種相談用(2年分) |
火災保険 | 1.5万円 | 損害保険会社に支払うお金 |
合計 | 27万〜37万円 |
上記の表を見ると、初期費用だけでも非常に高額なのがわかりますね。
また、初期費用の相場を家賃別にまとめると、下記のようになります。
初期費用=家賃の5~6ヶ月分で計算
家賃 | 初期費用 |
4万円 | 20万〜24万円 |
5万円 | 25万〜30万円 |
6万円 | 30万〜36万円 |
7万円 | 35〜42万円 |
たとえば家賃7万円のアパートに引っ越す場合、初期費用は40万円を超えてしまう場合も。
家賃の安いアパートならば、比例して初期費用も安くなるため、予算と相談してお部屋選びをするといいですよ。
引っ越し業者を手配すると初期費用がかさむ
大学生が一人暮らしをする場合、引っ越し業者の費用もかかります。
料金は荷物の量や距離によって異なりますが、相場は3万~10万円ほど。
基本的に荷物の量や距離が増えるほど、引っ越し業者の費用も高額になります。
たとえば、県内に引っ越す場合の費用は3~4万円ほど。
一方、県をいくつかまたぐような長距離の引っ越しだと、10万円を超える場合もあります。
また、注意したいのは引っ越しの時期。引っ越し業者の繁忙期である3~4月は費用が1.5倍ほどになるため、実際はいくらかかるのかを事前にチェックしておきましょう。
家具家電や生活必需品の費用も忘れずに
初めて一人暮らしをする場合、家具・家電を揃える必要があります。
一からすべて揃える場合、費用は10万~20万円ほど。
引っ越しまでに用意しておきたい家具・家電の具体例は、下記のとおりです。
- ベッド(寝具)
- カーテン
- テーブル・イス
- 電子レンジ
- 冷蔵庫
- 炊飯器
- 電気ケトル
- 洗濯機
- 掃除機
また、下記のような生活必需品も揃えておくと安心。
- 調理器具・食器
- 洗濯洗剤
- 物干し竿
- ハンガー
- トイレットペーパー
- 歯ブラシセット
- 入浴セット(シャンプー・リンス・ボディソープ)
- タオル
- バスマット
- トイレ・お風呂場など各種の掃除用品
- ゴミ袋
大学生が一人暮らしをする場合、新たに揃えなければならない家具・家電は案外多いです。
最低限しか揃えない場合でも、10~20万円ほどは必要です。
引っ越しする際は、アパートの初期費用だけでなく、引っ越し業者の費用+家具・家電の購入費が必要なことをお忘れなく。
一人暮らしの初期費用を最低限まで安く抑えるコツ
大学生が一人暮らしをする場合、最低限かかる初期費用は40万円ほど。
ただし、引っ越し業者の費用や家具・家電の購入費によっては、60万円ほどかかってしまう場合も。
引っ越し時にはまとまったお金を用意する必要があるため、初期費用は少しでも抑えたいところ。
では、どうしたら安くできるのでしょうか?
一人暮らしの初期費用を最低限まで安く抑えるコツは、次の5つです。
2.家具家電付きアパートを選ぶ
3.敷金礼金ゼロのアパートを選ぶ
4.近隣であれば自力で引っ越し作業をする
5.必要な家具家電や生活必需品は少しずつ買い足す
それぞれの詳細は下記のとおり。
1.家賃の安いアパートを選ぶ
一人暮らしの初期費用を少しでも安く抑えたい場合、家賃が安いアパートを選ぶのがおすすめ。
なぜなら、アパートの初期費用は家賃に比例するからです。
たとえば、家賃5万円のアパートなら初期費用は「5万円×5~6ヶ月分=25~30万円」になります。
家賃が7万円になると初期費用は35~42万円ほど。
家賃5万円のアパートと比較すると、10万円以上も差があるのがわかります。
アパートの初期費用を少しでも安く抑えたい場合は、家賃が安い物件を選びましょう。
2.家具家電付きアパートを選ぶ
大学生が一人暮らしをする場合、家具・家電付きアパートを選ぶのがおすすめ。
というのも、自分で新たに家具・家電を揃える必要がないため、購入費が節約できるからです。
具体的には、通常一人暮らしをする際にかかる家具・家電の購入費10~20万円が浮きます。
家具・家電付きアパートは一般的に、下記のようなものが備わっているケースが多いです。
- テレビ
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- エアコン
- テーブル・イス
- ベッド
- カーテン
上記のアイテムを自分で用意すると、高額な費用がかかってしまいます。
家具・家電付きアパートならば、自分で用意するのは生活必需品(トイレットペーパーや歯ブラシなど)だけ。
引っ越し時にはさまざまな費用がかかるため、少しでも初期費用を抑えられるのはうれしいですね。
3.敷金礼金ゼロのアパートを選ぶ
敷金礼金ゼロのアパートならば、初期費用を抑えられます。
本来、引っ越しの際に支払うべき初期費用の項目(敷金・礼金)がタダになるからですね。
敷金・礼金の相場は、それぞれ家賃1ヵ月分。
つまり、家賃5万円のアパートの場合、一人暮らしの初期費用が「5万円×2ヵ月分=10万円」も安くなる計算です。
引っ越しの費用は高額なため、アパートの初期費用が安くなるのはうれしいですね。
4.近隣であれば自力で引っ越し作業をする
もしも引っ越し先が近隣の場合、自力で引っ越し作業をするのもアリです。
引っ越し業者の費用(5万円ほど)を節約できますよ。
実際、家族や友人に協力してもらって引っ越しをする大学生も多いです。
車を出してもらい、荷物の運び込みを手伝ってもらえば、引っ越し業者に依頼しなくても問題なく引っ越しできます。
特に繁忙期は引っ越し業者の費用も高くなるため、できるだけ節約したいところ。
引っ越し先が遠くない場合は、家族や友人に協力してもらいつつ引っ越し作業を進めるのがおすすめです。
5.必要な家具家電や生活必需品は少しずつ買い足す
一人暮らしの初期費用を安く抑えたい場合、家具・家電や生活必需品の用意は最低限にとどめておきましょう。
一度にすべて揃えてしまうと、まとまったお金が必要になってしまうからです。
さきほどもお伝えしましたが、引っ越しの際にかかる家具・家電の購入費は10~20万円ほど。
他にもさまざまなものを購入した場合、さらに費用がかかってしまいます。
一度にかかる出費を抑えるためにも、まずは最低限のものだけ用意しましょう。
そして、生活していくうえで必要だと感じたら、少しずつ家具・家電や生活必需品を買い足すといいですよ。
大学生の一人暮らしは仕送り必須?平均額の相場はいくら?
一人暮らしの場合、家賃や生活費をアルバイトだけで稼ぐのは簡単ではありませんよね。
実際、両親からの仕送りをもらっている大学生も多いはず。
では、どれくらいの仕送り額が一般的なのでしょうか?
一人暮らしをしている大学生がもらっている仕送り額の相場は、5~15万円ほど。
家賃分だけを仕送りしてもらっている大学生もいれば、生活費すべてを仕送りでまかなえるほどの額をもらっている大学生も。
ただ実際には、10万円ほどの仕送りをもらっている大学生が多いです。
家賃+最低限の生活費を仕送りで支払えて、そのほかにかかる交際費や雑費はアルバイトで稼ぐケースも。
参考までに、日本学生支援機構JASSOが公表している令和2年度学生生活調査によると、一人暮らしをしている大学生がもらっている仕送り額の平均は、1ヵ月あたり約12万円です。
大学生の一人暮らしに必要な生活費は1ヵ月いくら?
大学生の一人暮らしでは、どれくらいの生活費がかかるのでしょうか?
男子大学生と女子大学生、それぞれが1ヵ月にかかる生活費を見ていきましょう。
男子大学生の1ヵ月の生活費
男子大学生が1ヵ月でかかる生活費の相場は、12万円ほど。
内訳は下記のとおりです。
項目 | 費用 |
家賃 | 5万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
通信費 | 1万円 |
食費 | 3万円 |
交際費 | 1万円 |
趣味娯楽 | 0.5万円 |
雑費 | 0.5万円 |
合計 | 12万円 |
大学生は授業の教科書を購入したり、講義に必要な道具をそろえたりする必要があります。
サークルの飲み会や合宿があった場合は、さらに出費が増えてしまうため、生活費は余裕をもって用意しておきたいですね。
女子大学生の1ヵ月の生活費
女子大学生が1ヵ月でかかる生活費の相場は、13万円です。
内訳は下記のとおり。
項目 | 費用 |
家賃 | 5万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
通信費 | 1万円 |
食費 | 3万円 |
交際費 | 1万円 |
趣味娯楽 | 1万円 |
雑費 | 1万円 |
合計 | 13万円 |
女子大学生は、男子大学生に比べて生活費が高くなります。
というのも、メイクや美容にお金がかかるからです。
また、新学期には大学の教科書代なども必要になるため、実際の生活費はさらに多くなるケースも。
急な出費にも対応できるよう、収支のバランスには余裕をもっておきたいですね。
大学生の一人暮らしで生活費を節約するコツ
大学生が一人暮らしをする際の生活費は、12~13万円ほどが相場だとお伝えしました。
ただ、実際は飲み会やサークル、趣味などでさらにお金がかかってしまう場合も。
余裕を持った暮らしをするためにも、生活費はできるだけ節約したいですよね。
では、どうしたら生活費を安くできるのでしょうか?
大学生の一人暮らしで生活費を節約するコツは、次の5つです。
- 1.外食や飲み会は控えめに
- 2.できるだけ自炊をする
- 3.まかない付きのアルバイトをする
- 4.SIMフリー(格安SIM)を利用する
- 5.電気や水道の使いすぎに注意
詳細は下記のとおり。
1.外食や飲み会は控えめに
一人暮らしで節約したいなら、まずは外食や飲み会を減らしましょう。
飲み会だと1回で3,000円~5000円ほどかかってしまいます。
週に1回飲み会にいくだけでも、月1~2万円ほどの出費に。
家賃などの固定費は削れないため、交際費を少しでも減らすことを意識しましょう。
2.できるだけ自炊をする
外食や飲み会を控えめにしつつ自炊もすると、より生活費を節約できます。
毎日自炊をした場合、食費を2万円以内におさめることも可能。
大学に持っていくお弁当や飲み物も自分で準備すれば、さらに食費を安くできますよ。
ただ、「絶対にやらなければ」と思いながら毎日自炊をするのは、ストレスになってしまいます。
疲れているときには冷凍食品やお惣菜を取り入れるなどの工夫をしつつ、ムリのない範囲で自炊を心がけましょう。
3.まかない付きのアルバイトをする
食費をさらに節約したいならば、まかないが出るアルバイトを選ぶのもおすすめ。
1食分が無料になるため、その分食費を抑えられますよ。
また、まかない付き以外にも、従業員価格で料理を注文できるアルバイトもあります。
飲食系のアルバイトをお考えの場合、まかない付きかどうか確認しておくといいですよ。
4.SIMフリー(格安SIM)を利用する
今お使いのスマホをSIMフリーにするだけでも、生活費の節約につながります。
たとえばSIMフリーなどの格安SIMに変更すると、通信費が3,000円ほどになるケースも。
通信費は毎月かかるものなので、少しでも節約しましょう。
5.電気や水道の使いすぎに注意
生活費で見落としがちなのが、電気や水道などの水道光熱費。
交際費や食費は節約していても、水道光熱費はあまり気にしていなかった…という方も多いはず。
電気はこまめに消す、水道は使っていないときにきちんと水をとめるなどをクセづけましょう。
また、照明器具をLED照明に変えると、電気代を安くできます。
お風呂のシャワーヘッドを節水タイプに変えるのも、水道代を節約するコツです。
出費を増やさないためにも、電気や水道をムダに使っていないか意識してみましょう。
まとめ
大学生の一人暮らしにかかる初期費用や相場、生活費を安く抑えるコツなどをご紹介してきました。
引っ越しする場合、アパートの初期費用だけでなく引っ越し業者の費用や家具・家電の購入費もかかります。
少しでも費用を安く抑えるために、敷金礼金ゼロの物件や家具・家電付きのアパートも視野に入れつつ、あなたにぴったりのお部屋を探しましょう。
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