「虫やゴキブリ退治のためにバルサンを使いたいけど、どのタイプがおすすめなんだろう?」
「バルサンを使う時は大家さんや不動産会社に許可を取った方がいいのかな?」
このような疑問を解決するために当記事では、アパートにおすすめなバルサンの種類や使い方、注意点についてご紹介します。
これからバルサンを使おうか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
アパートでバルサンを使っても意味はない?
アパートは一軒家と違っていろいろな住民が出入りするため、ゴキブリなどの害虫が入ってきやすいです。
そのためバルサンを使っても意味がないと思われがちですが、アパートでも効果が期待できます。
バルサンはゴキブリだけでなく、ダニ、ノミといった目に見えない害虫も防いでくれるので、正しく使えばアパートでも害虫駆除に役立ちます。
そもそも「バルサン」とはどのようなアイテム?
バルサンはゴキブリやムカデ、ダニなどの害虫を自分で駆除できるアイテムです。
自力で害虫駆除ができるため、気になった時に自分のタイミングで使うことができます。
とはいえ、バルサンは殺虫剤なので安全性やどんな虫にも効果があるのか気になりますよね。
バルサンで期待できる効果や安全性について、どんな虫には効かないのか詳しく見ていきましょう。
バルサンに含まれている成分と期待できる効果
バルサンには以下の3つの殺虫成分が含まれています。
成分 | 効果 |
---|---|
メトキサジアゾン | ゴキブリ・ダニ・ノミの駆除 |
フェノトリン | 害虫の駆除と追い出し効果 |
d・d-T-シフェノトリン | 駆除・追い出し効果・飛翔する虫と歩行する虫に対して行動力を失わせるノックダウン効果 |
どの虫に効果的かは種類によって異なるので、購入前は商品裏をよく確認してください。
バルサンが効かない虫の例
バルサンは屋外にいる虫や孵化していない虫には効果がありません。
また、布団の繊維の中にいるダニにも殺虫成分が届きにくいため効果が薄いです。
バルサンの安全性は?人体への悪影響について
バルサンは使用方法を守れば害を及ぼす心配はありません。
まれに弱い皮膚刺激を感じることがあるので、使用後は30分ほど換気をし、直接肌に触れるものは拭き掃除をしておくと安心です。
妊婦さんや赤ちゃん、ペットへの影響は?
30分程度の十分な換気をした後であれば、妊婦さんも過ごしていただけます。
しかし、妊娠中は体質の変化や臭いに敏感になるため、通常より長めに換気をしましょう。
また、赤ちゃんの肌や使うものにバルサンが付着しないよう注意。
赤ちゃんが使うものは、事前に別の部屋に移しておきます。
バルサン使用中は赤ちゃんと一緒に外出し、換気・掃除が終わった後に入室しましょう。
ペットは犬、猫だけでなく爬虫類や両生類、魚類など種類に関係なく部屋の外に出す必要があります。
特に熱帯魚などの魚類に対しては毒性が強いため、水槽ごと移動させるのが安全です。
アパートにおすすめのバルサンは?煙・水・霧タイプを比較
バルサンには煙・水・霧の3つのタイプがありますが、アパートには霧タイプがおすすめ。
3種類の比較を下の表にまとめたので、参考にしてみてください。
タイプ | 効果 | 煙の量 | 時間 |
---|---|---|---|
煙 | 強い | 多い | 2~3時間以上 |
水 | 普通 | 少ない | 2~3時間以上 |
霧 | 弱い | 出ない | 1時間以上 |
タイプ別の使い方やアパートでの使いやすさを詳しく紹介していきます。
煙タイプ|効果は強力だけど煙が多い
煙タイプは3種類の中で一番効果的ですが、煙の量が多いのでアパートには不向きです。
蓋を擦るだけで小さい火が発生し煙を起こしてくれるので、使い方は簡単。
煙がたくさん出て部屋の隅々まで行き渡るので一軒家におすすめです。
使い方や煙の量のイメージは、こちらの動画で確認ができます。
水タイプ|バランスがよく使いやすい
水タイプはバルサンの効果と煙の量がちょうどよく、アパートでも使いやすいです。
容器に水を入れて缶を沈めると煙が出てくるので、家にあるものだけで使用できます。
煙の量は少ないですが火災報知器が反応する可能性があるので、使用前は必ず火災報知器にカバーをしてから使いましょう。
使い方はこちらの動画で紹介しているので、参考にしてみてください。
霧タイプ|無煙なので火災報知器が鳴らない
霧タイプは効果が少ないですが、臭いが残りにくく煙が出ないためアパートで使うのに最適。
バルサンについている大きなボタンを押すだけで使用できるので、手間もかかりません。
密閉時間が1時間以上と他の種類に比べて短いので、短時間で終わらせたい方にもおすすめです。
煙が出ないので火災報知器の心配はありませんが、微粒子に反応する可能性があるためガス報知器にカバーをしてから使いましょう。
霧タイプのバルサンの使い方はこちらの動画を参考にしてみてください。
アパートでの正しいバルサンの使い方
バルサンはアパートでも効果を発揮しますが、正しく使わないと十分な効果が得られません。
アパートでバルサンを使う時に押さえておきたいポイントは4つ。
- 1.使う時間は昼間がベスト
- 2.ゴキブリ駆除が目的なら活動時期に合わせる
- 3.入居前に2回使うと効果的
- 4.部屋を密閉しないと効果半減
詳しく見ていきましょう。
1.使う時間帯は昼間がベスト
バルサンを使うのは昼間の時間が最適です。
殺虫剤散布のため部屋を密閉する時間と、使用後に換気する時間を確保する必要があります。
換気後は部屋の掃除をしたりバルサン除けのカバーを外したりするため、早朝や遅い時間にやると近隣にも迷惑がかかります。
なので、バルサンは昼間の明るい時間に使いましょう。
2.ゴキブリ駆除が目的なら活動時期に合わせる
バルサンは室内にいる害虫駆除に役立つアイテムなので、屋外にいる害虫には使えません。
そのため、害虫が活発になる活動時期に合わせて使うのが効果的です。
ゴキブリは春から秋頃が活動時期で特に25℃〜30℃くらいの気温を好みます。
ゴキブリが出始める3〜4月の時期に一度し、ゴキブリの卵が孵化し更に活動が活発になる6月以降にもう一度使用すると効果的です。
また、10月頃は越冬前のゴキブリが越冬する場所を探す時期なので、来年のために使用するといいですよ。
数回に分けて使用することで前回使用した時にはまだ孵化していなかったものや、新しく外部から入ってきたゴキブリの駆除にも役立ちます。
3.入居前に2回使うとより効果的
ハウスクリーニングをしてから入居までの間に卵から孵化したものや、外部から侵入してきた害虫がいるかもしれません。
入居前は室内にものがなくバルサン使用時にカバーをするものも少ないので、バルサンを使用するには絶好のタイミング。
契約が済んだ時と、入居直前の合計2回使用することで前回バルサンを使った後に孵化したゴキブリや外部から入ってきた害虫を退治できます。
とはいえ、入居後でも正しい方法で使用すれば問題ありませんのでご安心ください。
4.部屋を密閉しないと効果が半減
バルサンは殺虫成分を部屋全体へ行き渡らせることで害虫を駆除できるアイテムです。
そのため、隙間が開いている状態で使用すると殺虫成分が隙間から漏れてしまい十分な効果が得られません。
部屋が密閉されているか確認してからバルサンを使いましょう。
アパートでバルサンを使う時の注意点6つ
アパートでバルサンを使う時の注意点は6つあります。
- 1.火災報知器やガス警報器にカバーをする
- 2.家具家電にもカバーをつける
- 3.窓や扉、換気扇を閉じる
- 4.ペットや植物などは別の部屋に避難
- 5.大家さんや不動産会社に許可を取ると安心
- 6.使用後は換気と掃除を忘れずに
それぞれ詳細を説明していきます。
1.火災報知器やガス警報器にカバーをする
火災報知器やガス警報器にカバーをつけましょう。
煙タイプと水タイプのバルサンは煙が発生するため、火災報知器に反応する可能性があります。
霧タイプは煙が出ないので火災報知器は反応しませんが、ガス警報器に反応する可能性があるので、カバーをつけておくと安心です。
2.家具家電にもカバーをつける
家具家電への薬剤付着を防ぐため、バルサンをする前にはテレビやパソコン、衣類収納などにもカバーをつけましょう。
クローゼットや食器棚などの隙間をテープで塞いでおくと、隙間から殺虫成分が入ることを防ぐことが期待できます。
3.窓や扉、換気扇を閉じる
バルサンを使う時は窓や扉、換気扇を閉めて密閉状態にします。
先ほどもお伝えしましたが、バルサンを使用するときは部屋を密封しないと殺虫成分が隙間から漏れて効果が半減します。
窓や扉が開いていないか、換気扇が回ったままになっていないかなど、密閉状態になっていることを確認してから使用しましょう。
4.ペットや植物などは別の部屋に避難
殺虫成分が入っているバルサンは、生き物や植物にとっては害になるためバルサンを使用する部屋の中に入れてはいけません。
人間や犬、猫、鳥などのペットはもちろん、爬虫類、魚類など種類問わず別の部屋に避難させましょう。
特に熱帯魚などの魚類にとっては毒性が強いため、水槽ごと避難させるのがおすすめです。
バルサンを使用後30分以上の換気をし、部屋の掃除をしてから戻してください。
5.大家さんや不動産会社に許可を取ると安心
バルサンを使用するときは必ず許可を取る必要はありません。
しかし、予期せぬトラブルがあった時に備えて事前に許可を取っておくと安心です。
隙間から煙が入ることで火災報知器が反応してしまっても、事前に話しておくとトラブルを最小限に抑えられます。
6.使用後は換気と掃除を忘れずに
バルサンを使用した後は必ず30分以上の換気をしてください。
殺虫剤が部屋に充満しているので、換気をして空気を入れ替えます。
換気をしている間に掃除もしておきましょう。
バルサンで退治した目に見えない害虫が落ちているので掃除機をかけ、肌に触れるものに付着している場合は、乾拭きをします。
ダニ類の死骸はアレルギーの原因になるとも言われているので、目に見えなくても掃除機で吸っておくと安心です。
アパートでバルサンを使ったのに効果が出ない…原因や対策とは?
バルサンを正しく使うことで害虫駆除に効果があります。
しかし、バルサンは使った時に効果を発揮するため長期的に害虫駆除をするものではありません。
「バルサンを使ったばかりなのにゴキブリが出た…」って時に考えられる主な原因は3つあります。
- 1.ゴキブリの卵は駆除できない
- 2.隙間が空いていた
- 3.侵入経路を塞いでいない
原因に対してできる対策を詳しくまとめました。
1.ゴキブリの卵は駆除できない
バルサンは今いる害虫には効果がありますが、卵は駆除できません。
ゴキブリの卵も駆除できないため、バルサンを使った後に卵から孵化して現れる可能性もあります。
定期的にバルサンを使用することで、孵化したゴキブリや侵入してきた害虫を駆除できます。
2.隙間が空いていた
害虫は小さな隙間からでも侵入してきます。
後から侵入してきた害虫には意味がないので、隙間を塞ぎ定期的にバルサンを使うといいでしょう。
3.侵入経路を塞いでいない
ゴキブリなどの害虫はいろいろなところから室内に侵入してくるため、侵入経路を塞がないと意味がありません。
侵入経路として代表的なのがこちら。
- 玄関
- 排水管
- エアコンの室外機
- 通気口・換気口
少しの隙間でも入ってくるため、侵入経路を塞いで室内に入れないようにしておきましょう。
隙間を埋める便利グッズなどはホームセンターや100円ショップなどにも売っています。
ゴキブリ対策についてはこの記事でまとめているので、参考にしてください。
【アパート】ゴキブリってどこから出る?出ない条件や効果的な対策まとめ
バルサン以外におすすめの対策アイテム
ここまでバルサンの使い方や注意点についてお伝えしましたが、バルサンだけだと今いる害虫にしか効果がないため他の対策も合わせるとより安心です。
バルサン以外におすすめな害虫駆除アイテムを5つ紹介します。
1.ブラックキャップ
ブラックキャップはゴキブリ駆除剤で置いておくだけで1年間効果があります。
餌を食べたゴキブリやそのゴキブリが持つ卵など、卵から成虫まで効果があるので長期的な対策ができます。
餌を食べなければ意味がないですが、1年間置きっぱなしでいいので設置しておいて損はありません。
2.ゴキジェットプロ
噴射スプレータイプのゴキブリ駆除剤。
ゴキブリの大きさによって1秒〜8秒ほど噴射することで駆除でき、付属のノズルを使うことで隙間にも対応できます。
3.ゴキブリワンプッシュ
ゴキブリワンプッシュは隙間などにスプレーしておくだけで、追い出し効果によってゴキブリが近寄ってこなくなる商品。
ゴキブリに直接吹きかけるわけではないので、虫が苦手な方でも安心して使えます。
1回のプッシュで約1ヶ月持続し、床のべたつきも気にならないので家具の裏や洗濯機置き場の隙間などにおすすめです。
4.ゴキブリがいなくなるスプレー
ゴキブリの駆除効果と追い出し効果のある殺虫スプレー。
1回の使用で約1ヶ月持続し、薬剤に触れたゴキブリは駆除されるので玄関やベランダなどにおすすめです。
5.おすだけアースレッド
スプレーしておくだけでゴキブリを退治してくれるアイテム。
隙間の奥まで薬剤が届き、約1ヶ月効果が続きます。
無煙で火災報知器などを気にする必要もないため、手軽に害虫対策をしたい方や昼間不在で夜しかできない方におすすめです。
まとめ
バルサンは侵入してくる害虫や卵、卵から孵化した虫には効果がありません。
バルサンを定期的に使用するのと合わせて、他の害虫駆除アイテムを併用するとより安心して生活ができます。
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