賃貸アパートのお湯が出ないけど水は出る!考えられる原因は?

賃貸アパートで起こりやすい困りごとの1つに、急にお湯が出なくなるトラブルがあります。

特に築年数の経ったアパートでは、複数の入居者が1台の給湯器を継続して使うため、「蛇口をひねっても水しか出ない」というトラブルに合いやすいです。

今回は、賃貸アパートで水は出るけどお湯が出なくなってお困りの方に向け、お湯が出ない原因や対処法を解説します。

お湯が出ないときの連絡先や、引っ越してきたばかりでお湯が出ないときのよくある原因も紹介しますので、引っ越しを控えている方もぜひ参考にしてください。

賃貸アパートのお湯が出ないときの4つの原因

賃貸アパートで急にお湯が出なくなったときに考えられる原因は、次の4つです。

  • ガスが止まっている
  • 給湯器が故障している
  • 蛇口やシャワーが目詰まりしている
  • 給湯器が凍結している

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ガスが止まっている

ガスの供給が止まるとお湯を沸かすことができないため、蛇口から水しか出なくなります。

ガスが止まる原因としては、長時間ガスを使い続けたり、地震による揺れを感知したりなどで、安全装置が作動した可能性が高いです。

メーターを確認し、正しくガスが供給されているかを確認してみましょう。

給湯器が故障している

使用頻度にもよりますが、給湯器の耐用年数は一般的に10年が目安といわれています。

築年数が経った賃貸アパートの場合、入居中に給湯器が寿命を迎える可能性が高いです。

気になる方は入居前や内見中に給湯器の製造年を確認し、いざというときの連絡先を確認しておくとよいでしょう。

蛇口やシャワーが故障している

お湯が出ないのが一カ所のみの場合は、蛇口やシャワーが故障している可能性があります。

賃貸アパートでは水とお湯の両方を出せる混合水栓がよく使われていますが、水とお湯を切り替えるバブルカートリッジという部品が故障すると、お湯が出ません。

バブルカートリッジを自力で交換すると、水漏れなど被害を拡大させるリスクがあるため、気になったときはすぐに大家さんや管理会社に連絡してください。

給湯器が凍結している

冷え込みが厳しい寒冷地帯で起こりやすいのが、給湯器の凍結です。

給湯器は給水管を通して得た水を温めてお湯にしていますが、夜間給湯器を使用せず水が管内に残った状態でいると、急激な冷え込みが原因で凍結してしまうことがあります。

配管内の氷が溶け、給湯器に水が届けられなければ、お湯は作り出せません。

一気に溶かすと給水管が破裂する恐れがあるため、自然に氷が溶けるのを待つか、人肌程度のお湯をかけて少しずつ溶けるのを待ちましょう。

賃貸アパートのお湯が出ないときの対処法

賃貸アパートでお湯が出ないときには、次の3つの対処法を試してみてください。

  • すべての蛇口からお湯が出ないのか確かめる
  • ガスメーターの復旧ボタンを押す
  • 給湯器の状態を確認する

それぞれ詳しく解説します。

すべての蛇口からお湯が出ないのか確かめる

賃貸アパートでお湯が出なくなったと感じたら、まずはすべての蛇口からお湯が出ないのかどうかを確かめましょう。

お湯の出ない蛇口が一カ所のみなら蛇口の不具合が原因として考えられますし、すべての蛇口からお湯が出なければ、給湯器の不具合である可能性が高いです。

どこが不具合の原因なのかを判断するためにも、まずはすべての蛇口で状況を確かめてみてください。

ガスメーターの復旧ボタンを押す

お湯が出ないだけでなく、コンロの火もつかなければガスメーターの安全装置が作動している可能性が高いです。

ガスを利用する物件では、屋外にガスメーターを設置し、ガスの使用量や供給状況を管理しています。

震度5以上の揺れを感知したときや、通常とは異なるガスの使われ方を感知すると、ガスメーターの安全装置が作動。

一時的にガスの供給をストップして、ガス漏れや火災といった二次災害の発生を防ぎます。

ガス漏れの危険がなく、安全装置を戻しても問題がなければ、復旧ボタンを押してガスの供給を再開させましょう。

ガスメーターの復旧方法は種類によって異なりますので、取扱説明書を参考に復旧方法を確認してください。

給湯器の状態を確認する

給湯器に何らかの異常があると、エラーコードが表示されたままお湯が出なくなります。

もし液晶ディスプレイにエラーコードが表示されていたら、大家さんや管理会社に連絡しましょう。

また給湯器の温度設定が低すぎるときも、お湯が出にくくなり、水しか出ないと感じられることがあります。

お湯が出なくなったときはエラーコードの表示に注意しつつ、設定温度などの状態を確認するとよいでしょう。

賃貸アパートでお湯が出ないときはどこに連絡すべき?

賃貸アパートでお湯が出なくなったときは、まずは大家さんや管理会社に連絡してください。

急にお湯が出なくなると、焦りと不自由さから、つい水回りのトラブルに対応できる修理業者へ連絡したくなるかもしれません。

しかし大家さんや管理会社に相談せず自分で修理業者を手配すると、多くの場合、修理費用のすべてが自己負担になるため、注意が必要です。

物件によっては、入居時にトラブルサポートへの加入を推奨され、緊急時の連絡先としてサポート窓口が指定されている場合もあります。

契約書に注意書きとして記されていますので、あらかじめ契約書の内容を確認しておくとよいでしょう。

マンションでお湯が出ないのは使いすぎが原因?

マンションによってはオール電化を導入し、電気給湯器やエコキュートを使用している物件もあります。

電気給湯器やエコキュートは貯湯式といって、一度にお湯を大量に沸かし、その後必要に応じて徐々に供給する仕組みです。

そのため一度にお湯を大量に使いすぎると、タンク内のお湯がなくなる「湯切れ」が発生します。

この場合、お湯が再び使えるようになるには沸き増しの操作をするか、再びお湯が沸くまで待つしかありません。

特にオール電化のマンションでは、使いすぎが原因でお湯が出なくなることもあるため、お湯の使用ペースには十分注意してください。

引っ越してきたばかりでお湯が出ないときによくある原因

賃貸アパートに引っ越してきたばかりのときには、入居中とは別の原因でお湯が出ないことがあります。

主な原因は、次の3つです。

  • ライフラインの利用申し込みをしていない
  • 給湯器の給水バルブが閉まっている
  • 水道の元栓や止水栓が閉まっている

それぞれ見ていきましょう

ライフラインの利用申し込みをしていない

電気やガス・水道といったライフラインは、事前に利用申し込みをしていなければ使用できません。

引っ越してきたばかりで、お湯は出ないけれど水は出るといった状態のときは、熱源となるガスや電気の利用申し込みを忘れている可能性があります。

各ライフラインの利用申し込みは、入居予定日の1ヶ月前から可能です。

入居当日に慌てることのないように、電気・ガスは入居の1~2週間前、水道は入居の3~4日前までに申し込んでおくとよいでしょう。

特にガスの開栓には入居者の立ち合いが必要になるため、注意してください。

給湯器の給水バルブが閉まっている

給湯器の給水バルブが閉まっていると、給湯器内に適切に給水されず、お湯を沸かせません。

給水バルブは通常閉める必要のない場所ですが、ごくまれに水漏れなどの修理対応をしたときに、給水バルブが閉めたままになっている場合があります。

給湯器の給水バルブは、給湯機本体のすぐ下にあるのが一般的です。

もし給水バルブが閉まっているときは、手動で給水バルブを回して全開にし、適切な給水を促しましょう。

水道の元栓や止水栓が閉まっている

水道の元栓や止水栓が閉まっているのも、引っ越してきたばかりでお湯が出ないときのよくある原因の1つです。

止水栓はキッチンやトイレ、洗面所などの各水道管の途中に設置され、必要に応じて部分的に水を止められるようになっています。

たとえばキッチンの蛇口からお湯だけでなく水も出ないときは、キッチンの止水栓が閉まっている可能性が高いため、シンク下のキャビネットを開けて止水栓のバルブを回しましょう。

室内すべての蛇口からお湯も水も出ないときは、水道の元栓が閉まっているかもしれません。

水道の元栓は、多くが共用廊下にあるメーターボックス内に取り付けられています。

メーターボックスの扉を開けて元栓の場所を確認したら、反時計回りに回して開栓してみてください。

賃貸アパートでお湯も水も出ないときの注意点

賃貸アパートに入居していて、急にお湯も水も出なくなったときは、次の3つのポイントに注意しましょう。

  • 自力で修理しようとしない
  • 勝手に修理業者を手配しない
  • 異常を感じたらすぐに大家さんや管理会社に相談する

それぞれ解説します。

自力で修理しようとしない

お湯が出ない原因が特定でき、蛇口やシャワーの不具合であったとしても、自力で修理してはいけません。

賃貸アパートで被害が大きくなりやすいのが、漏水によるトラブルです。

水回りの修理は漏水につながるリスクが高い上に、発生すると他の部屋へ被害が及ぶ可能性もあります。

簡単そうに見える修理であっても決して自力では行わず、専門の修理業者に依頼しましょう。

勝手に修理業者を手配しない

できるだけ早くお湯を出せるようにしたくても、勝手に修理業者を手配してはいけません。

入居者はアパートを借りている立場ですので、まずは所有者である大家さんや管理会社に連絡するのが基本です。

勝手に修理業者を手配した場合、大家さんや管理会社に修理費用を負担する義務はないため、入居者が修理費用の全額を負担するケースもあります。

自分では修理を依頼せず、必ず大家さんや管理会社に連絡して指示を待つようにしてください。

異常を感じたらすぐに大家さんや管理会社に連絡する

お湯が出ないわけでないけれど、最近出てくるお湯の量が少なくなった気がするなど、何らかの異常を感じたらすぐに大家さんや管理会社に連絡しましょう。

毎日使う給湯器は、日々使用する中での不具合が影響して大きな故障につながりやすいです。

不具合に気付いていたにもかかわらず、故意に連絡を遅らせて被害が悪化した場合は、入居者の責任として修理費用を請求される可能性もあります。

被害を最小限に防ぐためにも、先延ばしにせず、できるだけ早めの連絡を心がけてください。

給湯器を含む設備の修理費用は誰が負担する?

給湯器や蛇口といった賃貸アパートの備品は、原則として所有者である大家さんや管理会社が負担します。

ただし、以下の場合は入居者の負担になるため、注意が必要です。

  • 故意や過失によって設備を故障させた場合
  • 大家さんや管理会社に相談せずに手配した業者の修理費用
  • 適切に連絡をせず状況を悪化させた場合

いずれの場合も、入居者の故意や過失によって発生したものについては、入居者が修理費用を負担しなくてはなりません。

また退去する日まで連絡せずに使い続けたとしても、不具合を放置して悪化させてしまうと、原状回復費用が高額になります。

賃貸アパートはあくまで借り物だということを忘れず、異常や不具合を感じたらすぐに大家さんや管理会社に伝えましょう。

まとめ

生活に必要なお湯が急に出なくなると入浴も制限され、場合によっては近隣の銭湯を利用しなければならないなど、生活にも支障をきたします。

突然お湯が出なくなって困らないためにも、日頃から給湯器の状態には気を配りましょう。

不具合や異常を感じたらすぐに連絡できるように、あらかじめ契約書を確認し、連絡先を控えておくようにしてください。

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