単身用賃貸アパートに届け出無しでの同棲って可能?

「単身用の物件に住んでいるけど同棲って出来ないの?」

「迷惑を掛けなければ問題無いんじゃないの?」

「届け出なんて要らないでしょ?」

単身用物件であったとしても、バレなければ届け出無しでも同棲出来ると思う人も多いのでは無いでしょうか。

この記事では、単身用賃貸物件に届け出無しでの同棲が可能かについてご紹介いたします。

単身用賃貸物件に届け出無しで同棲は可能か

まずは結論から。届け出無しでの同棲は可能なのでしょうか。

届け出無しでの同棲は可能か

単身用賃貸物件はあくまでも単身者向けの物件。同棲をしてはいけません。

物件は単身者向けに設計していますし、周囲の住民も単身用途として認識しているので、やはりダメです。

ちなみに、「どこからが同棲か」という話になるとオーナー間でも温度差が出て来ます。

「週に2~3日」で同棲と判断するオーナー、「週に4~5日」を同棲と判断するオーナー、やはり様々です。

しかし、いずれにせよオーナーが禁じている行為を敢えて強行するのですから、裏切り行為なのは確か。良いことではありません。

届け出があれば良いのか

それでは、同棲するという届け出があれば良いのでしょうか。

例としては、物件に入居中に恋人が出来て同棲生活に入るための届け出…の様な具合です。

これは「届け出があったから良い」と言う物ではありません。

設備にしろ環境にしろ物件は最初から単身用として造ってあるもの。

自分の都合で勝手に解釈して動く訳には行かないのです。

同棲がダメな理由

では、なぜ同棲がダメなのでしょうか。これにはいくつかの理由があります。

第1に「設備の消耗」の問題が挙げられます。

単身用物件の設備はあくまでも「単身用途」の物。仮に複数人で使用するならば、それだけ設備が消耗してしまいます。

想定していたよりも早い段階で設備がダメになるのはオーナー側としても困るのです。

第2に「周辺の環境の問題」です。

単身用の物件はあくまでも単身用。静かな環境や安全性などを前提として借りる人もいるのです。

第3に「契約上」の問題。同棲を禁止する条項を設けている場合もあり、「ダメな物がダメ」と言うことにもなるのです。

同棲がバレたらどうなるか

では、その様な状況下で同棲がバレた場合、どの様な事態が待っているのでしょうか。

賃貸契約解除の可能性

第1に挙げられるのが賃貸契約解除の可能性。

つまり追い出される場合もあり得るのです。

これは入居者の契約違反によるもの。契約を解除されても文句が言えません。

ちなみに、契約書に同棲の禁止に関する条項が無かったとしても、物件そのものが単身であることが前提。

「書くまでも無い物」とされても仕方が無いのです。

尚、時として同棲禁止の条項があるにも関わらず、それでも同棲している場合。…契約解除されたとしても文句は言えません。

損害賠償の可能性

同棲が原因となることによって損害が発生した場合、オーナーから損害賠償を求められることもあり得ます。

例えば、同棲による話し声やケンカの様な大きな声で近隣の住民からクレームが来た場合。

状況にもよりますが、近隣住民に出て行かれて空室になった場合には家賃収入が断たれます。

そうなると立派な実害となりますので、マズい立場に立たされることでしょう。

故意の場合は詐欺罪の適用もあり得る

不動産の賃貸契約は基本的には民事のもの。

ですから仮に訴えられたとしても民事の面での損害賠償となるでしょう。

賠償金も場合によっては高額になるかも知れませんが、あくまでも「民事」の話です。

ただし、それは「仕方無くて住まわせた」といった「故意では無い」ことがポイント。

と言うのも、最初から同棲を目的として、しかも住居費を安く上げようとして単身用を借りたとされるならば、ケースによっては詐欺罪に当たるとされるからです。

そして、詐欺罪が成立した場合には、当然ながら社会的な信用は失墜してしまうことでしょう。

どこで同棲がバレるか

不動産管理会社が近くにあるならば、同棲がバレるのも分かると思います。

しかし、仮に管理会社が離れていたとしても同棲は何故かバレてしまうもの。「不思議だ…」と思えるかも知れません。

そこで、ここでは同棲がバレるキッカケのいくつかを紹介します。

近隣の連絡

単身用物件で同棲していると少なからず迷惑を掛けてしまうものです。

代表的なのが「騒々しい」という点。単身の場合ならば、せいぜい音楽が聞こえるレベルですし、注意を促せば気を付けてくれるものです。

しかし、同棲の場合には2人の会話がありますし、時としてはケンカで激しく言い争っているケースもあり得ます。

隣人にしてみれば、せっかく単身向け物件で静かに生活したいのに困った物だ…と言うことにもなります。

そして、その内に隣人も状況に対して憤りを強く感じる様になってしまい…不動産会社に連絡をする事態になってしまうのです。

郵便物から

郵便物からバレることもあります。

と言うのも、生活している人以外の人物に物が届き、それが管理会社の目に止まることもあるからです。

不動産管理会社はエントランスなどの共有部分のメンテナンスに当たります。

その場合には時として郵便物が見られることもあります。その場合の宛先が知らない人であった場合には同棲が疑われることにもなるのです。

防犯カメラの映像

マンションやアパートの共用部分に防犯カメラが設置されている物件は、今では珍しくありません。

そのカメラは不審人物を監視するためのものです。

入居者以外の人物が映るならば、不審人物として疑われても仕方ありません。

同棲相手も立派な不審人物にカウントされます。

そして、その情報が管理会社に渡るのであれば、同棲がバレてしまうのです。

一緒に生活するために

では、パートナーと一緒に生活するための手段は無いのでしょうか。

物件を借りる時点で不動産会社に言う

同棲はオーナーに届け出れば良いと言うことでもありませんし、隣人にも迷惑を掛け得るもの。

やはり単身の物件では良い物ではありません。

また、法的なトラブルまで発展してしまうと、仮に詐欺への適用まで行かなくても、社会的にマズい立場に追い込まれることでしょう。

ですから、やはりパートナーとの生活を始めるならば、不動産会社に相談をして然るべき物件を紹介してもらうべきでしょう。

近隣への気遣いも忘れずに

さて、仮に単身者向け物件からファミリータイプの物件に移ったとしても、忘れてはならないことがあります。

それは近隣への「気遣い」です。

入居者の側から言わせれば「家賃を払ってるんだから」との声が出るかも知れません。

しかし、共同住宅である以上、周囲への気遣いを忘れるべきではありません。

まとめ

単身者向け物件での同棲について考えてみました。

「届け出をしてもダメならば、バレなければいい」という声があるとは思いますが、やはり正々堂々と然るべき物件を借りた方がベターの様です。

また、共同住宅は自分だけの家ではありません。

近隣との生活を気持ちよく送るためにも、あくまでもフェアに行きましょう。

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