【アパート】おすすめ防音対策7選!防音性の高い構造を確認する方法も

「隣人の騒音に悩まされてるんだけど、いい防音対策ってないのかな?」

「引っ越してから後悔しないためにも、防音性の高いアパートを見つけるポイントが知りたい…」

このようなお悩みを解決するため本記事では、アパートでおすすめの防音対策や防音性の高い構造をチェックする方法などをご紹介いたします。

アパートの騒音で悩みたくない方はぜひ、参考にしてください。

 

アパートのおすすめ防音対策7選!自分で簡単にできる方法

アパートに住んだらまずやっておきたいのが、防音対策。

外からの音を聞こえづらくするだけでなく、部屋から音が漏れるのも防いでくれます。

快適な生活を送るためにも、防音対策は必須です。

では、自分で簡単にできる防音対策はないのでしょうか?

おすすすめの方法は、次の7つです。

  • 1.防音シートを床や壁に設置する
  • 2.防音カーテンを取り付ける
  • 3.防音テープを併用する
  • 4.卵の空き容器やダンボールを家具の隙間に挟む
  • 5.マットレスやラグを床に敷く
  • 6.スリッパを履いて足音を軽減させる
  • 7.家具や家電の配置を工夫する

それぞれの詳細は下記のとおり。

1.防音シートを床や壁に設置する

防音シートは、室内から音が漏れるのを防ぎつつ、外からの騒音も軽減してくれるアイテム。

に設置すると、防音効果が得られますよ。

たとえば、隣の部屋と接する壁に防音シートを貼れば、隣人の生活音が気になりづらくなります。

また、に防音シートを貼った場合、物を落とした時の音や足音、イスを引く音などが響きづらくなりますよ。

防音シートはホームセンターなどで手に入るため、ぜひチェックしてみてください。

2.防音カーテンを取り付ける

外からの騒音を防ぎたい場合、防音カーテンを取り付けるのがおすすめ。

防音カーテンとはその名のとおり、外からの音を防いでくれるアイテムです。

通常のカーテンに比べて厚みがあり、防音効果が高いのが特徴。

また、防音だけでなく下記のような機能が備わっているものもあります。

  • 遮光
  • UVカット
  • 断熱

ただ、機能が豊富で防音効果が優れているものほど価格が高くなるため、注意が必要。

防音カーテンを選ぶ際は、予算も考慮しつつ、防音効果プラスαの機能も考えて探すといいですよ。

3.防音テープを併用する

防音テープは、とサッシの間に貼って使用するアイテム。

の隙間を埋めることで、外から入ってくる音を防げます。

防音テープを使う際は、防音カーテンや防音シートを併用すると、より防音効果が期待できますよ。

4.卵の空き容器やダンボールを家具の隙間に挟む

卵の空き容器やダンボールも、立派な防音グッズになります。

使い方は、壁際に置いてある家具の裏に挟むだけ。

と家具の間にワンクッション挟むことで、防音効果が期待できますよ。

ポイントは、卵の空き容器は必ず紙製のものを使うこと。

ダンボール同様、紙の方が防音効果が期待できるからです。

プラスチックのものだと効果がないため、ご注意ください。

5.マットレスやラグを床に敷く

にラグやマットレスを床に敷くと、下の階に音が響くのを防げます。

具体的には、部屋を歩く時の足音や振動が響くのを軽減できますよ。

また、物を落とした時の音も防げるため安心ですね。

ラグやマットレスは、厚みがあるものほど防音性が高いです。

ただ、厚くなるほど価格も上がるため、予算と検討しながら選びましょう。

6.スリッパを履いて足音を軽減させる

アパートに住んでいると、足音が階下まで響いていないか心配に思う方も多いはず。

実は、足音を軽減する簡単な方法が、スリッパを履くこと。

歩く時の音や振動をスリッパが吸収してくれるため、下の階まで響くのを防げますよ。

スリッパを選ぶ際は、足のサイズにフィットしているものを選びましょう。

パカパカと浮いてしまうと、防音効果が下がってしまうからです。

スリッパは百均などでも手に入るため、コストをかけずに防音対策できますよ。

7.家具や家電の配置を工夫する

実は、家具や家電の配置を工夫するだけでも、防音効果が期待できます。

具体的には、背の高い家具を壁際に置くのがおすすめ。

なぜなら、家具が壁の役割を果たしてくれるから。

なにも置かない場合と比べると、音を通しづらくしてくれますよ。

より防音効果を高めるならば、家具との間を5cmほど空けるのがおすすめ。

隣の部屋と接するに置けば、隣人の部屋から聞こえる音を軽減できます。

自分が発する音にも要注意!知っておきたい音の種類

防音対策をする時に知っておきたいのが、音の種類です。

防音性について調べているとよく目にする「防音」「吸音」「遮音」の言葉。

上記の3つは、それぞれどんな意味なのでしょうか?

では、防音・遮音・吸音の違いを詳しく見ていきましょう。

防音とは?

防音とはその名のとおり、音を防ぐこと。

遮音・吸音などの言葉をまとめて意味する際に用いられます。

防音とは音を防ぐという「概念」であり、具体的な「方法」が遮音や吸音なのです。

つまり、防音対策をする=遮音・吸音で対策をする、と言い換えられます。

吸音とは

吸音とは、音を吸収すること。

発生した音を吸収して、騒音が伝わるのを防ぎます。

吸音は通常、細かい穴のたくさん開いた素材によって音が取り込まれます。

イメージしやすいのは、コンサートホールや音楽スタジオの壁。

小さな穴がたくさん開いていますよね。

あの壁は、音を吸収し、反響しないようにしてくれているのです。

遮音とは

遮音とは、音を遮ること。音を反射して、通り抜けないようにしてくれます。

厚みがある・密度が高い素材のものは、遮音効果が高い場合が多いです。

たとえば、防音カーテンなどは厚みがあり密度が高いのが特徴。遮音性が高い証拠ですね。

吸音が音を吸収するのに対し、「遮音=音をはね返す」という防音方法なのですね。

アパートの防音対策をする際は、吸音と遮音の違いをしっかりと理解しておきましょう。

防音性の高いアパートとはどのような構造?

アパートの構造は一般的に、下記の3つに分類されます。

  • 木造
  • 鉄骨造(S造)
  • 鉄筋コンクリート(RC造)

では、防音性が高いアパートはどの構造なのでしょうか?

結論からお伝えすると、もっとも防音性が高いのは鉄筋コンクリート。

次いで、鉄骨造、木造の順になります。

詳細は下記のとおり。

もっとも防音性が高い構造は「鉄筋コンクリート」

防音性がいちばん高いのは、鉄筋コンクリートで造られたアパートです。

なぜなら、壁の密度が高く、遮音性が高いから。

鉄筋コンクリートのアパートは通常、鉄の棒で組まれた骨組みに、コンクリートを流し込んで造られています。

ただ、防音性が高い一方、湿気がたまりやすいのがデメリット。

気密性が高いということは、通気性もよくないからですね。

何も対策をせずにいると、結露してしまう場合も。

とはいえ、隙間ができにくく防音性能が高い構造なため、騒音が気になる方は鉄筋コンクリートのアパートを選ぶと安心です。

「木造」は通気性が高い反面、防音性が低い

鉄筋コンクリートとは反対に、木造アパートは通気性に優れています。

風通しがいいため、湿度を保ちやすく、結露もしにくいです。

ただ、他のアパートの構造と比較すると、防音性は低め。

通気性がいい=音も通しやすいのです。

木造アパートの特徴は、家賃相場よりも安めに設定されている場合が多いこと。

建設コストが低いからですね。

木造アパートは、「なるべく費用を抑えてアパートに住みたい」とお考えの方におすすめです。

防音性が高いアパートは家賃も高めの傾向

アパートの防音性を高い順に並べると、鉄筋コンクリート>鉄骨造>木造だとお伝えしました。

防音性を重要視する場合、鉄筋コンクリートに住みたいと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、防音性が高いアパートのデメリットは、家賃が高いこと。

建設コストがかかるためその分、家賃も上がってしまうのですね。

アパートを選ぶ際は予算と相談して、あなたに合った構造のアパートを選びましょう。

防音性が高いアパートの選び方

さきほど、アパートの構造による防音性の違いをお伝えしました。

では、ほかにも防音性が高いアパートを見分ける方法はあるのでしょうか?

防音性の高いアパートを選ぶ際に意識したいポイントは、次の3つです。

1.鉄筋コンクリート造りを選ぶ
2.最上階の角部屋を選ぶ
3.「収納スペース」が隣接しているか確認する

それぞれの詳細は下記のとおり。

1.鉄筋コンクリート造りを選ぶ

先述したとおり、もっとも防音性が高いアパートの構造は、鉄筋コンクリートです。

「騒音で悩みたくない」
「とにかく防音性が高い部屋に住みたい」

このようにお考えの方は、鉄筋コンクリートのアパートを選びましょう。

生活音などが聞こえづらいため、快適な暮らしが送れますよ。

2.最上階の角部屋を選ぶ

防音性が高い部屋をお探しの場合、最上階の角部屋がおすすめ。

隣り合う部屋が少なく、上の階もない=生活音が聞こえづらいからです。

ただ、最上階の角部屋は人気があるため、家賃も高めに設定されているケースが多いです。

最上階の角部屋を探す際は、他の部屋の家賃と一度比較するといいですよ。

3.「収納スペース」が隣接しているか確認する

防音性が高いアパートを選ぶ際に重要なのが、部屋の間取り。

実は、同じ構造のアパートでも、間取りが違うだけで防音性は大きく異なります。

たとえば、自分の部屋と他の部屋の居住スペースが隣り合っていた場合、生活音が聞こえやすいです。

反対に、もしも押し入れやクローゼットなどの収納スペースが隣接していれば、音が伝わりづらいです。

防音性と間取りは大きく関係しているため、アパートを選ぶ時はぜひチェックしておきましょう。

選び方に迷ったら!お悩み別のおすすめ部屋タイプ

「防音性が高いアパートの特徴はわかったけど、結局どんな部屋を選べばいいの?」

「自分にはどんな部屋が合っているのかわからない……」

このように、防音性が高いアパートの探し方でお悩みの方は多いはず。

お部屋の選び方で迷ったら、まずはあなたがどんな条件を求めるのか考えてみましょう。

それでは、お悩み別の部屋タイプをご紹介いたします。

隣人の騒音に悩みたくないなら「最上階の角部屋」

「隣人の騒音が気になる……」
「上の階から聞こえる足音がうるさい」

このように、隣人の生活音に悩みたくない方は、最上階の角部屋がおすすめです。

先ほどもお伝えしたとおり、隣接する部屋が少なく、上の階もないため、生活音が聞こえにくいです。

アパートの住人の騒音に悩みたくないならば、最上階の角部屋を選びましょう。

足音や生活音で迷惑をかけたくないなら「1階の角部屋」

自分の足音や生活音で迷惑をかけたくない場合、1階の角部屋がおすすめ。

下の階がないため、足音を気にして歩く必要がありません。また、角部屋は隣接する部屋が少なく、隣人に迷惑をかける可能性も低いです。

自分の生活音が気になってしまう方は、1階の角部屋を選ぶといいですよ。

外からの騒音に悩みたくないなら「鉄筋コンクリート×二重窓の賃貸」

「隣人の騒音は気にならないけど、外からの音がうるさい……」

このように、外からの騒音で悩みたくない場合、鉄筋コンクリート×二重窓のアパートを選ぶのがおすすめ。

二重窓のアパートを選ぶ理由は、窓から入ってくる騒音を軽減できるから。

実は、窓は外からの騒音が入ってきやすいのです。

いくら鉄筋コンクリートのアパートに住んでいても、窓から聞こえる音を完全に防ぐのは難しいです。

二重窓の賃貸アパートならば、窓からの音が伝わりづらいため、より防音性が高くなります。二重窓が音を通しづらい理由は、下記のとおり。

  • 窓が二重=厚みが出るから
  • 2枚の窓の間に空間ができ、音を通しづらくなるから

鉄筋コンクリートで二重窓のアパートは、外から聞こえるあらゆる騒音を軽減できますよ。

内見時にアパートの防音性を確認する方法

ここまで、防音性が高いアパートの特徴や、選び方のポイントをご紹介してきました。

しかし、いくら上記の特徴に当てはまるお部屋でも、実際に住んでみなければ音の聞こえ方はわかりません。

「防音性が高そうだから選んだのに、いざ暮らしてみたら隣人の生活音がうるさかった」というケースも。

引っ越してから後悔しないためにも、内見時にアパートの防音性をチェックするのは非常に重要です。

では、どうやって確認すればいいのでしょうか?

内見時にアパートの防音性を確認する方法は、次の3つです。

  • 1.部屋の真ん中で手を叩く
  • 2.壁をコンコンと叩く
  • 3.耳を澄まして周りの音を聞く

それぞれの詳細を見ていきましょう。

1.部屋の真ん中で手を叩く

部屋の真ん中で手を叩くと、防音性のチェックが可能です。

というのも、部屋に広がる音の響き方で判断できるから。

具体的には、手を叩いて部屋に音が響いた場合、防音性が高いと言えます。

音が反響する=外に音が漏れていない証拠です。

反対に、手を叩いても音が響かない場合、防音性が低い可能性が。

なぜなら、音が外に抜けてしまっていると推測できるからですね。

アパートの内見時には、部屋の中で手を叩いて、反響の仕方で防音性をチェックしましょう。

2.壁をコンコンと叩く

内見時の防音性チェックで有名なのが、壁をコンコンと叩く方法。

壁を叩いた時にどんな音がするかで、壁の厚さや密度がチェックできます。

具体的には、壁を軽く叩いた時に低く詰まった音ならば、防音性が高いアパートだと判断できます。

たとえば、コンクリートの上を歩くと、重く詰まったような音がしますよね。

アパートの壁も同じで、密度が高いほど低くて詰まった音がするのです。

反対に、壁を叩いた時に高くて軽い音がしたら、防音性が低い可能性があります。

壁の間が空洞or密度が低いと推測できるからですね。

簡単に実行できるため、内見時にはぜひご活用ください。

3. 耳を澄まして周りの音を聞く

部屋での音の反響具合や壁の密度を確認した後は、耳を澄まして周りの音を聞いてみましょう。

不動産の担当スタッフと話している時には気付かなかった音が聞こえるかもしれません。

たとえば、隣人の生活音や上の階からの足音など。

ちょっとした音が気になるようならば、アパートに住んだ後も騒音に悩まされてしまう可能性があります。

また、外から音が聞こえやすい=あなたの生活音も外に漏れているということ。

アパート内見時には、部屋から周りの音がどう聞こえるかをチェックして、防音性を確認しましょう。

まとめ

アパートでおすすめの防音対策や、防音性の高い部屋の特徴などをご紹介してきました。

騒音に悩みたくないならば、アパートの構造や間取りをチェックするのが重要です。

また、住んでから後悔しないためにも、内見時には必ず防音性を確認しましょう。

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