一人暮らしはメリットしかない?実家暮らしと比較してわかる魅力と注意点

初めて一人暮らしをする方は、これからの新生活に大きな期待を感じることでしょう。

自由度が高い一方で、一人暮らしは自分で行うことも多く、実家暮らしとの違いに戸惑いを感じやすくなります。

一人暮らしはメリットしかないとよくいわれますが、感じ方は人それぞれですし、メリットだけではなくデメリットも理解した上で検討することが大切です。

今回は、メリットしかないといわれる一人暮らしについて検証していきます。

気になるデメリットや実家暮らしとの違いも比較していきますので、ぜひ参考にしてください。

一人暮らしは本当にメリットしかない?

一人暮らしの主なメリットとしては、次の3点があげられます。

  • 自由度が高い
  • 生活力が身につく
  • 自分のペースで暮らせる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自由度が高い

家族と一緒に住んでいた実家暮らしの頃と違って、一人暮らしは自分だけの日常がスタートしますので、自由度が格段に高まります。

仕事や学校があるときを除けば時間の使い方も自由に決められますし、趣味や交友関係も制限なく楽しめるでしょう。

生活力が身につく

一人暮らしは料理や掃除・洗濯といった家事全般を一人で管理するため、基本的な生活力が身につきます。

また家賃や光熱費の支払い、日々の食事や日用品の買い出しなどを通して、金銭感覚も自然と磨かれていくでしょう。

自分のペースで暮らせる

一人暮らしなら、同居人に気兼ねすることなく、自分の生活リズムで暮らせます。

仕事の都合で生活時間が不規則になりやすい方も、生活音に悩まされることが少なく、自分のペースに合った暮らし方ができるのでストレスも少なくなるでしょう。

「一人暮らしはデメリットしかない」と感じる人の声とは

メリットが多い一方で、「一人暮らしにはデメリットしかない」と感じる人もいます。

一人暮らしのデメリットとしてよくあげられるのは、次の2つの意見です。

  • 家事や生活コストの負担が大きい
  • 孤独や不安を感じる人もいる

それぞれのケースについて、詳しく解説します。

家事や生活コストの負担が大きい

自分のペースで暮らせるのは一人暮らしの魅力ですが、生活に必要な家事のすべてを自分自身で行わなければなりません。

実家暮らしの場合は、疲れて帰宅した後も食事やお風呂が用意され、寝具も洗濯されているのでそのまますぐに就寝できます。

しかし一人暮らしでは帰宅後の食事の支度やお風呂の準備、洗濯まで自分で行わなければならないため、家事の負担が大きくなりやすいです。

また、一人分の食材や日用品はコストが高くなることもあるため、生活コストがかかりやすい点がデメリットと感じられるでしょう。

孤独や不安を感じる人もいる

夜間に不審な物音が聞こえたときや、体調不良で寝込んでいるときなど。

不安を感じて誰かに助けてほしいと思っても、一人暮らしではすぐに頼れる相手がいないことが多いです。

また、突然の災害時に頼れる人が少ないことも、デメリットとしてあげられます。

不安や孤独を感じてもメンタルを安定的に保てるようにすることが、一人暮らしでは大切です。

実家暮らしと一人暮らしを比較してみよう

実家暮らしをしている人の中には、「実家暮らしこそメリットしかない」と感じている人もいます。

実際のところはどうなのか、実家暮らしと一人暮らしそれぞれの金銭感覚やライフスタイルの違いを比較しながら、詳しく見ていきましょう。

実家暮らしはメリットしかない?

実家暮らしのメリットとしては、次の3つがあげられます。

  • 家事の負担や生活費を抑えられる
  • 家族のサポートが得られる
  • 一人暮らしよりもセキュリティ面で安心できる

実家暮らしは、困ったときにいつでも頼れる家族がいますし、人手も多いのですべての家事を自分一人でする必要がありません。

実家暮らしの場合、月々決まった金額を実家に入れている人もいますが、一人暮らしと比べると大幅に生活を節約でき、浮いた分を貯蓄できます。

さらに一人暮らしと比べると人の目が多いので、セキュリティ面で安心できるのも魅力です。

実家暮らしと一人暮らしの金銭感覚の違い

実家暮らしと比べて、一人暮らしは月々の生活費をやり繰りしながら生活するため、自然と適切な金銭感覚が身につきます。

一方で、実家暮らしの場合は家族で生活しているため、一人分の生活費がどのくらいなのかを把握しにくいです。

実家暮らしのうちから、個人の家計簿をつけて支出管理の習慣を身につけておくと、将来一人暮らしをはじめたときにも困りにくくなります。

ライフスタイルの違い

実家暮らしの場合は家族の生活リズムに合わせる必要があるため、早朝の出社や夜遅くの帰宅など、不規則な時間帯の職業だと家族間でトラブルになることもあります。

一人暮らしの場合は同居人がいないため、生活リズムが不規則になりやすい職業でもあまり問題になりません。

ただし、洗濯機を回す音やドアを開け閉めする音は近隣に響きやすいため、一人暮らしであってもできる限りの配慮は心がけましょう。

一人暮らしのメリットとデメリットを整理

一人暮らしと実家暮らし、それぞれのメリットとデメリットを見てきたところで、改めて一人暮らしのメリット・デメリットを整理してみます。

一人暮らしの主なメリット

一人暮らしで得られる主なメリットは、次の3つです。

  • 自由な暮らしが叶う
  • 生活力や金銭感覚が身につく
  • プライベート空間を充実できる

自由度の高さやプライベート空間の充実といった点は、一人暮らしならではの魅力です。

自分でやることが増えて負担に感じる場面もありますが、その分、生活力や金銭感覚が養われ、将来的に役立つメリットとなるでしょう。

一人暮らしの主なデメリット

一人暮らしのデメリットとしては、以下の3つがあげられます。

  • 家事やコストを負担に感じやすい
  • 孤独を感じることもある
  • 緊急時の不安が大きい

一人暮らしは自分だけで生活サイクルを回さなければならないため、家事を負担に感じやすく、コストも割高に感じることがあります。

また頼れる人が近くにいない場合は孤独を感じることもありますし、災害や体調不良などの緊急時の不安も大きくなるでしょう。

一人暮らしが向いている人の特徴

一人暮らしは自由度が高い一方で、生活に必要な家事や家計の管理など、細々とした配慮が必要です。

傾向としては、以下の特徴をもつ人の方が、一人暮らしに向いているといえます。

  • 自立心が強い
  • プライベートを重視したい
  • 金銭感覚や家事力を身につけたい

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

自立心が強い

一人暮らしは困ったときに頼れる同居人がいないため、ある程度のことは自分で判断できる、自立心の強い人が向いています。

体調不良時や災害時など、いざというときにも困らないよう、自分にとって何が必要かを考えて備えておくことが大切です。

プライベートを重視したい

他人の生活リズムに左右されずにプライベートを重視したい方にも、一人暮らしは適しています。

プライベートや仕事の都合で帰宅時間が不規則になっても、一人暮らしなら同居人に迷惑をかけてしまうことはありませんし、インテリアも自分好みのレイアウトが可能です。

一人暮らしの住まいを充実させ、自宅でゆっくりとプライベートな時間を過ごしたい方も、一人暮らしは向いているといえるでしょう。

金銭感覚や家事力を身につけたい

金銭感覚や家事力を身につけたいという意欲がある人も、一人暮らしに向いています。

実家に住んでいると一人分の生活費が把握しづらく、さらに家事を担ってくれる家族もいるため、つい自分から家事に取り組む時間が少なくなりがちです。

家計管理のほか、掃除や日用品・食材の買い出しなど、一人暮らしに必要なスキルはたくさんあります。

日常生活の中で生活力を身につけたい方は、ぜひ積極的に一人暮らしを検討してみましょう。

実家暮らしが向いている人の特徴

その人が重視したいものによっては、一人暮らしよりも実家暮らしの方が適している場合もあります。

実家暮らしが向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • 貯金を優先したい
  • 家族との時間を大切にしたい
  • 実家でサポートを受けながら生活したい

それぞれ詳しく解説します。

貯金を優先したい

将来的に実現したい目標があり、そのために貯金を優先したい人は実家暮らしがおすすめです。

一人暮らしをスタートさせるときは、初期費用などでまとまった費用がかかります。

賃貸アパートの初期費用の相場は家賃の5〜6ヶ月分が多く、仮に家賃5万円のアパートの場合で30万円ほど必要です。

他にも家具や家電の購入費用をはじめ、家賃以外の生活費も月々発生します。

どうしても一人暮らしを選ぶ理由がない場合は、貯金を優先して実家暮らしを選ぶのも、選択肢の一つとして有効です。

家族との時間を大切にしたい

食事時のひとときや家族でテレビを見ながらくつろぐ時間は、実家を離れて一人暮らしをはじめると、忙しさに紛れてしまいなかなか確保するのが難しくなります。

今だけしかない家族との時間を大切に過ごすために、実家暮らしを選択する人もいます。

一人暮らしをはじめるときは、自分が何を重視して新生活をスタートさせたいのかを、よく検討しましょう。

実家でサポートを受けながら生活したい

一人暮らしをしている人にとって、家事にかける時間は思いのほか多く、特に仕事の拘束時間が長い人にとっては負担に感じることもあります。

仕事が忙しく家事にかける時間が取れなかったり、個人での体調管理に限界を感じたりなど、さまざまな理由から実家でのサポートを必要とし、実家暮らしを選ぶ人も多いです。

一方で、一度一人暮らしを経験した後に、実家に戻る人も少なくありません。

そのときの状況に応じて、実家暮らしと一人暮らしを選択するのが大切です。

まとめ

自由度が高く、自分のペースを重視して生活できる一人暮らしは、メリットしかないといわれるほどに魅力の多い暮らし方です。

一方で、生活に必要な家計管理や家事などは自分で行わなければならず、一人暮らしならではの不安を感じることもあるでしょう。

一人暮らしにメリットしかないと感じるかどうかは、住む人が日常で何を重視するかによって変わります。

後悔しないためにも、一人暮らしをはじめる前にまずは自分が生活に何を求め、どのように暮らしていきたいかを考えてみるとよいでしょう。

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