【アパート】1階は住んで後悔する?主なメリット・デメリットを解説

「アパートは2階以上を選んだほうがいいって聞くけど、本当なの?」

「1階に住むのってなんとなく不安だけど、メリットってあるのかな」

このようなお悩みを解決するため本記事では、アパートの1階に住むメリットやデメリット、内見時に確認しておきたいポイントなどをご紹介いたします。

アパートの1階に住もうか迷っている方はぜひ、参考にしてください!

なお、アパート1階と2階の住みやすさをこちらの記事で解説しているので、気になる方はあわせてご確認ください。

アパートの1階はデメリットが多い?主な7つのデメリット

アパートの1階に住む=デメリットが多い、というイメージをお持ちの方も多いはず。

では実際、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

1階の主なデメリットは、次の7つです。

  • 1.防犯性が低い
  • 2.虫が入って着やすい
  • 3.湿気が高くなりやすい
  • 4.浸水のリスクがある
  • 5.景観がイマイチ
  • 6.上の階の足音や生活音が気になることも
  • 7.夏場は暑くなりやすい

それぞれの詳細は下記のとおり。

1.防犯性が低い

アパートの1階に住むデメリットは、防犯性が低いこと。

1階は地面から近く入りやすいため、2階以上のお部屋に比べて空き巣などが侵入しやすくなってしまうのです。

たとえば、1階の部屋に住んでいるにもかかわらず、寝るときに窓を開けっぱなしにしたままでいると、不審者に狙われやすくなってしまいます。

また、女性の場合は外に干した洗濯物や下着が盗まれる可能性も。

2階以上のお部屋に比べると、1階はどうしてもセキュリティ面で不安が残ります。

2.虫が入ってきやすい

アパートの1階は、虫が入ってきやすいです。

1階のお部屋は地面と近いため、アリやゴキブリといった害虫が侵入しやすいのです。

特に、下記のような環境だと虫が発生しやすいです。

  • 繁華街や飲食店が近くにある
  • ゴミ捨て場までの距離が近い
  • 部屋の湿度が高い

たとえばゴミ捨て場が部屋から近い場合、わずかな隙間から虫が入ってきてしまうケースも。

2階以上に比べると、どうしても1階は虫が入ってきやすいため、害虫対策は必須です。

3.湿気が高くなりやすい

湿気がこもりやすいのも、アパートの1階に住むデメリット。

というのも、1階はどうしても建物の日陰になりがち。

日が当たらない分、ジメジメしやすいのです。

また地面に近い分、外の湿度の影響を受けやすいのも特徴。

室内の湿度が高いとカビも発生しやすいため、定期的な換気を心がけましょう。

エアコンの除湿機能を活用するのもおすすめです。

4.浸水のリスクがある

浸水のリスクも忘れてはいけません。

台風の発生時や大雨の際は、特に注意が必要。

また近くに川がある場合、氾濫により浸水してしまう可能性も。

アパートの1階に住む場合は、浸水リスクを事前に確認しておきましょう。

5.景観がイマイチ

1階のお部屋は、どうしても景観がいまひとつなケースが多いです。

というのも、周囲の建物で景色が隠れてしまったり、目隠しの役割である柵や植栽が部屋の目の前にあったりするからです。

視界が遮られてしまうため、景色を楽しみづらいのですね。

地上に近い分、街並みを見渡すような景観は期待できないでしょう。

6.上の階の足音や生活音が気になることも

アパートの1階は、上の階から聞こえてくる音が気になりがち。

足音やイスを引く音、洗濯機の稼働音などが伝わってきやすいです。

アパートの構造にもよりますが、1階のお部屋は生活音が聞こえてきやすい可能性があることを覚えておきましょう。

7.夏場は暑くなりやすい

夏場に暑くなりやすいのも、1階に住むデメリットです。

1階は建物の日陰になるケースが多く、直射日光は避けられます。

しかし、湿度が高くなりやすいため、どうしてもお部屋がジメジメしがち。

夏場は、窓を開けるなどして定期的に換気することを心掛けましょう。

実はメリットもある?アパートの1階に住むメリット

ここまで、1階に住むデメリットをご紹介してきました。

「やっぱり、アパートは2階以上を選んだほうがいいの?と思うかもしれません。

しかし実は、1階のメリットも存在します。

アパートの1階に住むメリットは、次の7つ。

  • 1.2階に比べ家賃が安いこともある
  • 2.出入りしやすい
  • 3.引越し時の運搬が楽
  • 4.夏は割と涼しい
  • 5.自分が出す足音や生活音があまり気にならない
  • 6.日々のゴミ出しが負担にならない
  • 7.災害時に避難しやすい

それぞれの詳細を見ていきましょう。

1.2階に比べ家賃が安いこともある

同じアパートでも、1階のお部屋は家賃が安いケースも。

というのも、2階以上は人気があるためです。

特に女性などは、セキュリティ面などから2階以上のお部屋を選ぶ人が多いのも事実。

そのため、1階のお部屋は家賃を安く設定しているアパートも多いのです。

たとえば、同じアパートで同じ間取りでも、1階と2階では家賃が数千円ほど変わるケースも。

上記の理由から、少しでも家賃を抑えたい人は1階を選ぶのがおすすめです。

参考記事▶▶アパート1階と2階はどちらが住みやすい?

2.出入りしやすい

アパートの1階に住むメリットは、なんといっても出入りしやすいこと。

階段やエレベーターを使わなくて済むため、移動の時間短縮にもなります。

特に通勤や通学は毎日のことなので、出入りしやすいのはうれしいポイント。

3.引越し時の運搬が楽

アパートの1階は出入りしやすいだけでなく、引越し時の運搬も楽です。

階段やエレベーターを使用しないため、荷物をスムーズに運び込めますよ。

引越し時は大型家電やダンボールを運搬する必要があるため、荷物を運びやすいのは助かりますね。

4.夏は割と涼しい

アパートの1階は夏を快適に過ごしやすいです。

というのも1階は日が当たりにくいため、室内の気温が上がりにくいのです。

また、最上階のお部屋だと屋根からの熱が伝わってしまうケースもありますが、1階ならばその心配もありません。

夏の暑さが苦手な方は、アパートの1階を検討してみるのもアリですよ。

5.自分が出す足音や生活音があまり気にならない

アパートの騒音トラブルで多いのが、足音などの生活音。

1階ならば下に住んでいる人がいないため、比較的、騒音を気にせず生活できます。

下の階に気を使う必要がないため、ストレスなく過ごせますね。

ただ、あまりに大きな音を立ててしまうと上の階や隣の部屋まで響いてしまう可能性があるため、注意が必要です。

6.日々のゴミ出しが負担にならない

アパートの1階はゴミ出しが楽です。

階段やエレベーターを使わずにゴミ捨て場まで行けるからですね。

大きなごみを捨てる場合、階段を使って行くのは案外大変です。

1階なら通勤や通学ついでにサッとゴミを捨てられますよ。

7.災害時が避難しやすい

アパートの1階は出入りしやすいため、災害時に避難しやすいです。

エレベーターや階段を使う必要がなく、すぐにお部屋から出られるため緊急のときでも安心。

また、地震の際は上の階よりも揺れにくいため、家具が倒れる、物が落ちるなどのリスクも少ないですよ。

アパートの1階に住む時あると便利な設備

アパートの1階は、「防犯性が低い」「虫が入ってきやすい」などのデメリットがある一方、「家賃が安い」「出入りがしやすい」などのメリットがあることがわかりました。

では、アパートの1階に住む際、どんな物件を選べばより快適に過ごせるのでしょうか?

1階に住むときにあると便利な設備は、次の5つです。

  • 1.雨戸(シャッター)
  • 2.モニター付きインターホン
  • 3.宅配ボックス
  • 4.遮光カーテン
  • 5.部屋干し用スタンド

それぞれの詳細を見ていきましょう。

1.雨戸(シャッター)

アパートの1階に住む場合、雨戸(シャッター)付きの物件を選ぶのがおすすめ。

理由は下記のとおりです。

  • 空き巣などが窓から侵入するのを防げる
  • 遮光・遮音効果が期待できる
  • 強風や台風の発生時に、窓を守れる

外出時や就寝時に雨戸を閉めれば、防犯面でも安心です。

また、台風の際は、物が飛んできて窓が割れるなどの事態も防げますよ。

2.モニター付きインターホン

アパートの1階に住むなら、モニター付きイヤホンがついている部屋を選びましょう。

なぜならインターホンが鳴った際、ドアを開ける前に訪問者の顔が確認できるからです。

女性の場合、不審な人物かどうかチェックしてからドアを開けられるため、安心ですね。

防犯上の理由からも、1階に住むならばモニター付きイヤホンがある物件を選ぶのがおすすめです。

3.宅配ボックス

1階に住む場合、宅配ボックスがあると便利です。

対面して荷物を受け取らなくてもOKなため、女性の一人暮らしでも安心ですよ。

また、不在時には宅配ボックスに荷物を届けてもらえるため、再配達の手間も減りますね。

4.遮光カーテン

1階のお部屋は、外から室内が見えやすいです。

通行人の多い通りにアパートがある場合、外からの視線が気になってしまいます。

遮光カーテンがあれば、外からの視界を遮れますよ。

また、遮像機能がついているものを選ぶとより室内が見えにくくなるため、おすすめです。

5.部屋干し用スタンド

1階のお部屋に住む場合、部屋干し用スタンドがあると便利です。

というのも女性の一人暮らしだと、洗濯物をなかなか外で干せません。

下着が盗まれる、女性が住んでいるとバレてしまうなどのリスクがあるからですね。

部屋干し用スタンドがあれば、いつでも室内干しできるため安心です。

また、雨の日や梅雨の時期なども、部屋干し用スタンドが大活躍するはずです。

アパートの1階に住むなら必見!内見時に見ておきたい周辺環境

アパートの1階に住むなら、周辺環境のチェックは必須です。

お部屋まで地続きのため、周辺の環境に影響を受けやすいからですね。

1階のお部屋で快適に過ごすためにも、内見時に下記の項目をチェックしておきましょう。

  • 1.ゴミ置き場の位置
  • 2.駐車場からの距離
  • 3.飲食店や公園までの距離

以下、それぞれの詳細です。

1.ゴミ置き場の位置

アパートの1階に住む際、ゴミ置き場の位置は必ずチェックしておきましょう。

というのも、部屋からゴミ置き場が近い場合、虫が入ってきやすいからです。

夏場などはニオイもきつくなるため、要注意。

1階はゴミ出しが楽というメリットはありますが、ゴミ捨て場までの距離は近すぎないほうがいいでしょう。

2.駐車場からの距離

アパートの内見時にチェックしておきたいのが、部屋から駐車場までの距離です。

駐車場が近くにあると、騒音や排気ガスが気になりがち。

1階の場合、排気ガスなどの影響をダイレクトに受けやすいです。

住んでから後悔しないためにも、お部屋から駐車場まではどれくらいの距離なのかを事前にチェックしておきましょう。

3.飲食店や公園までの距離

駐車場だけでなく、飲食店や公園までの距離も確認しておきたいところ。

なぜなら、飲食店や公園が近くにあると、害虫が発生しやすいからです。

また、飲食店からニオイが漂ってくるケースも。

換気をする際や洗濯物を干す際に窓を開けても問題がないかどうか、内見時に確認しておきましょう。

まとめ

アパートの1階に住むメリットやデメリット、内見時に確認しておきたいことなどをご紹介してきました。

1階は防犯性が低く虫が入ってきやすいなどのリスクはありますが、家賃の安さや出入りのしやすさを重視する人にはおすすめです。

気になる物件を見つけたら、メリット・デメリットを考慮した上で、1階のお部屋も候補に入れてみるといいですよ。

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