賃貸の審査が緩い保証会社5選!通りにくい人の特徴も解説

賃貸物件の入居に必要な、保証会社の審査。

最近では全体の8割を超える物件で、保証会社の利用が求められています。

できれば少しでも、審査基準の緩い保証会社で申し込みたいですよね。

今回は、賃貸の審査が緩い保証会社TOP5を紹介します。

審査に通りにくい人の特徴や、審査に落ちてしまったときの対処法も解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

保証会社は3種類

保証会社には、3種類あります。

  • 信販系
  • 信用系(LICC系)
  • 独立系

それぞれ審査の厳しさが異なるため、まず保証会社の種類について見ていきましょう。

審査が厳しい「信販系」

信販系は主に銀行やクレジットカード会社に関連した保証会社で、最も審査が厳しいです。

審査ではクレジットカードの利用履歴や、各種ローンの支払い状況を照会。

過去に家賃滞納や遅延、債務整理などの金融事故がないかを、信用情報機関のデータベースで確認します。

信用情報機関に登録されるのは、最長で10年間です。

もし過去の事故情報が登録されているなら、信販系保証会社の審査に通るのは難しいでしょう。

情報を共有する「信用系」(LICC系)

信用系とは、「全国賃貸保証業協会」に加盟している保証会社です。

「Leasing Information Communicate Center」の頭文字を取ってLICC系や協会系とも呼ばれます。

LICCは、加盟する保証会社を利用した個人の情報を共有する、独自のデータベースを持っています。

信用系(LICC系)の保証会社で家賃を滞納すると、完済から5年間は情報が消えません。

登録が消えるまでは審査に通りにくいため、注意が必要です。

審査に通りやすい「独立系」

最も審査に通りやすいのが、独立系の保証会社です。

各社独自の審査基準を持っているため、金融事故の履歴があっても比較的、審査に通りやすいです。

利用できる保証会社は物件ごとに決まっているため、入居希望者は保証会社を指定できません。

独立系が希望なら、不動産会社の担当者に相談し、独立系の保証会社が利用できる物件を紹介してもらいましょう。

審査が緩い保証会社TOP5!

審査が緩いと言われる保証会社は、次の5社です。

  • フォーシーズ株式会社
  • 日本セーフティー株式会社
  • 株式会社Casa
  • 日本賃貸保証株式会社(JID)
  • エルズサポート株式会社

各社の特徴を紹介します。

フォーシーズ

フォーシーズは審査通過率98%を超え、特に審査に通りやすい保証会社として認知されています。

過去にフォーシーズで家賃を滞納していなければ、さらに通りやすいです。

しかし審査に通りやすい分、初回保証料は総賃料の100%と相場の倍かかります。

費用はかかりますが、審査が不安ならフォーシーズが利用できる物件を中心に紹介してもらうのもよいでしょう。

▶▶【賃貸】保証会社の費用とは?相場と安く抑えるコツを紹介

日本セーフティー

日本セーフティーは、保証業界の最大手とも言われる保証会社です。

全国で展開しており、提携する不動産会社も多くあります。

業界大手でありながら審査基準は緩く、無職や生活保護受給者、外国籍の人でも審査に通りやすいです。

日本セーフティーの特徴は、初回保証料が総賃料の50%と、相場と同等であること。

審査の緩い保証会社はリスクを多く抱えるため、保証料は相場より高くなります。

相場の範囲で保証料を維持しているのも、日本セーフティーが広く支持される理由の1つです。

Casa

Casaは東証一部に上場している、業界内の大手保証会社です。

家賃滞納履歴がなく、支払い能力を証明できれば、ほぼ審査に通過すると言われています。

しかし過去にCasaで家賃を滞納していると、まず審査には通りません。

Casaでの滞納履歴がある人は、他の保証会社を利用した方がよいでしょう。

日本賃貸保証(JID)

日本賃貸保証は、日本で初めて賃貸保証事業をはじめた保証会社。

関東を中心に全国で30拠点を構えており、提携している不動産会社も多いです。

審査は緩めですが、緊急連絡先や勤め先に電話で確認が入ります。

審査を申し込んだ場合は、あらかじめ関係各所へ伝えておくとよいでしょう。

エルズサポート

エルズサポートは、生活支援サービスを提供するホームネット株式会社のグループ企業です。

支払い能力を証明できれば、年齢や職業、国籍はあまり重視されません。

エルズサポートは、全国賃貸保証業協会に加盟している、LICC系の保証会社です。

他の加盟店と情報を共有しているため、過去に家賃の滞納歴があると審査が厳しくなります。

家賃滞納歴があるならば、他の保証会社を利用した方がよいでしょう。

【番外編】審査が厳しい信販系保証会社の一覧

以下は、審査が厳しいとされる主な信販系保証会社の一覧です。

  • 株式会社アプラス SBI新生銀行グループ
  • 株式会社エポスカード
  • 株式会社オリエントコーポレーション
  • 株式会社オリコフォレントインシュア
  • 株式会社クレディセゾン
  • 株式会社ジャックス
  • ライフカード株式会社
  • SBIギャランティ
  • SMBCファイナンスサービス

物件で指定されている保証会社が、どのような企業かをあらかじめ知っておけば、心構えと準備ができます。

物件探しの参考にお使いください。

賃貸の審査に通りにくい人の特徴は?

審査に通りにくい人には、共通の特徴があります。

  • 収入が安定していない
  • 家賃の滞納履歴がある
  • ブラックリストに載っている

それぞれ見ていきましょう。

収入が安定していない

家賃は毎月定額で発生するため、安定した収入がないと審査に通りにくいです。

比較的雇用の安定した正社員は審査に通りやすいですが、年収が高くても月収が安定しない個人事業主や夜の職業は、厳しく審査されます。

無理なく支払える家賃の価格帯で、物件を探すとよいでしょう。

家賃の滞納履歴がある

家賃を滞納すると、信用情報機関や保証会社のデータベースに履歴が残ります。

審査では過去の支払い状況をチェックされるため、滞納履歴があると審査に落ちやすいです。

審査に落ちると、それだけ次の審査に通る難易度も高くなります。

もし滞納したときの保証会社が分かっているなら、他の保証会社を検討した方が、審査に通りやすくなるでしょう。

ブラックリストに載っている

「ブラックリストに載っている」とは、滞納や遅延、債務整理や自己破産などのネガティブな情報が、信用情報機関に登録された状態です。

金融事故を起こすと、それぞれの事故内容に応じて5~10年間、信用情報機関に履歴が登録されます。

登録の抹消は完済が基準のため、返済しなければ履歴はいつまでも残り続けます。

なお2022年11月4日以降、登録期間は一部短縮されて5~7年間になりました。

自分がブラックリストに載っているかどうかは、信用情報機関に情報開示請求をすればわかります。

簡単な手続きで確認できますので、不安な方は一度試してみるとよいでしょう。

▶▶【賃貸】ブラックリストに載っていても借りられる?影響する期間と借りるコツを紹介

賃貸の審査に通らないときはどうすればいい?

もし審査に通らなかった場合は、どうすればいいのでしょうか。

主な対処法は、次の3つです。

  • 連帯保証人を建てる
  • 代理契約をする
  • 家賃額の基準を下げる

詳しく解説します。

連帯保証人を立てる

連帯保証人を立てると、保証会社からの信頼を得られるため、審査に通りやすくなります。

何らかの事情で入居人に支払い能力がなくなったとき、入居人に代わって滞納された家賃やその他の費用を支払うのが、連帯保証人の役目です。

連帯保証人の責任は重く、通常は両親や兄弟などの近しい親族に依頼します。

後々のトラブルを避けるため、連帯保証人を頼むときは、事前に家賃を含む物件の詳細を伝えておきましょう。

代理契約をする

代理契約とは、自分以外の代理人に物件を契約してもらう方法。

例えば進学で上京した学生が入居するときに、本人ではなく親が契約者になるのも、代理契約です。

代理契約を依頼する相手は、できるだけ現役の正社員で勤め、支払い能力が安定している3親等以内の親族がよいでしょう。

なお無断で代理契約を結ぶのは、契約違反です。

代理契約を希望する場合は、必ず不動産会社の担当者に了承を得てから行いましょう。

家賃額の基準を下げる

家賃額の基準を下げ、支払いやすい家賃で物件を探すのもおすすめです。

家賃に対する収入の目安は、「家賃の36倍」と言われています。

例えば家賃8万円の物件を借りたければ、必要な収入の目安は8万円×36=288万円。

部屋代のみで算出のため、管理費や共益費、駐車場代なども追加で必要です。

審査に通らないと悩んだら、自分の収入に対する適正家賃を見直してみましょう。

▶▶賃貸の審査で必要な年収は?家賃の目安や通過のポイントを解説!

審査に通りやすい物件の特徴は?

物件にも、審査に通りやすいものがあります。

入居審査で行われるのは、保証会社の審査と、大家さんや管理会社による審査の2種類です。

なかなか入居者が決まらない物件だと、大家さんや管理会社の審査だけで、入居が認められる場合もあります。

審査に通りやすい物件の特徴は、次の4つです。

  • 家賃が安い
  • 築年数が経っている
  • 駅から遠い
  • 賃貸物件紹介サイトに長く載っている

それぞれ詳しく紹介します。

家賃が安い

家賃が安ければ、求められる支払い能力の基準も下がるので、審査に通りやすいです。

目安としては、家賃8万円をボーダーラインに審査が厳しくなります。

審査の通りやすさを重視するなら、家賃は安い方がよいでしょう。

築年数が経っている

築年数が経っている物件も、空室をなくしたい大家さんの意向で審査に通りやすくなります。

建物だけでなく内装や設備も旧式が多く、なかなか部屋の募集が埋まらないためです。

ただし内装をフルリフォームしたばかりの物件や、都心の一等地にあるようなプレミア物件は、築年数が経っていても人気が落ちません。

状況に応じて、検討するとよいでしょう。

駅から遠い

賃貸物件において、駅からの距離はそのまま物件の価値に直結します。

最寄り駅まで徒歩20分以上かかる物件や、バスが必要な物件は借り手がつきにくいため、比較的審査にも通りやすいです。

しかしあまりにも不便な立地を選ぶと、後々の生活が不便になります。

住んでからの生活も考えた上で、物件選びをするとよいでしょう。

賃貸物件紹介サイトに長く掲載されている

賃貸物件紹介サイトをチェックし、長く掲載されている物件に目星をつけるのもおすすめです。

人気の物件は、早ければ掲載初日に入居者が決まります。

もし3ヶ月近く掲載されていれば、なかなか借り手が見つからない物件です。

大家さんも困っている可能性があるので、審査に通りやすくなるでしょう。

しかし借り手が決まらないのには、必ず理由があります。

何らかの瑕疵がある物件の場合もありますので、担当者に事前に理由を確認しておきましょう。

まとめ

入居審査を行う保証会社は多くあり、審査の基準もそれぞれです。

不安があれば、迷わず不動産会社の担当者に相談しましょう。

審査を通りやすくするには、物件の選び方や年収とのバランスなど、事前の準備も大きく関わります。

担当者の協力を得ながら、納得のいく物件への入居を叶えてくださいね。

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