「アパートのブレーカーがよく落ちるんだけど、原因はなに?」
「ブレーカー落ちを防ぐにはどうすればいいの?」
このようなお悩みを解決するため当記事では、アパートのブレーカーが落ちる原因と対処法をご紹介いたします。
アパートのブレーカー落ちにお悩みの方はぜひ、参考にしてください。
ブレーカーが落ちる主な3つの原因と対処法
ブレーカーが落ちると部屋の電気やエアコン、テレビなどの電化製品がすべて止まります。
いきなり真っ暗になるので、停電も疑ってしまいますよね。
しかし他の部屋や外が明るいのに、自分の部屋だけ真っ暗な場合は、ブレーカーが落ちている可能性が極めて高いです。
では、なにが原因でブレーカーが落ちるのでしょうか?
考えられる原因は主に以下の3つ。
- 1.電化製品を一度に使いすぎている
- 2.高アンペアの電化製品を同じ部屋で使っている
- 3.電気が漏電している
それぞれの詳細と対処法を解説していきます。
1.電化製品を一度に使いすぎている
一度に多くの電化製品を使用すると、ブレーカーが落ちてしまいます。
というのも電力契約によって、アンペア数の上限があらかじめ決まっているから。
部屋で電化製品を使用するとアンペアが上がり、契約アンペア数を超えた時点で、ブレーカーが落ちる仕組みになっています。
ちなみにアパートでの一人暮らしなら、20~30アンペアで契約している場合が多いです。
また、代表的な電化製品と使用アンペア数をまとめた表が下記の通り。
電化製品 | 使用アンペア数(A) |
エアコン | 5A |
電子レンジ | 7A |
電気ケトル | 10A |
ドライヤー | 12A |
炊飯器 | 13A |
すべての電化製品を同時に使うとブレーカーが落ちてしまうので、契約アンペア数と相談しながら使いましょう。
対処法→使用する電化製品の数を減らす
電化製品を使う際はなるべく、同時使用を避けてください。
時間をずらして別々に使うことで、契約アンペア数を超えてしまう状況を防げます。
2.高アンペアの電化製品を同じ部屋で使っている
高アンペアの電化製品を同じ部屋で使うと、その部屋の使用アンペア数が上がります。
そして結果的に、その部屋だけブレーカーが落ちることがあります。
例えばリビングは停電しているのに、洗面所や玄関は問題なく電気がつくなど。
なぜこうなるのかというと、部屋ごとに対応したブレーカーが設置されているためです。
上記で紹介した例だと、リビングで使用している電化製品が多すぎるといえます。
同じ部屋で使っている電化製品が多すぎてアンペア数が上がり、ブレーカーが落ちてしまうのです。
対処法→必要のない電化製品の電源を切る
特定の部屋だけブレーカーが落ちてしまった場合、その部屋で同時に使用する電化製品の数を減らしましょう。
使用しない電化製品の電源を切ることで、使用アンペア数を抑えられます。
どうしても同時に使いたい時は、他の部屋からコンセントをつなぐのも有効です。
3.電気が漏電している
電化製品を同時に使用していないのにブレーカーが落ちる場合、電気が漏電またはショートしている可能性があります。
漏電は電化製品の劣化が原因で起こることもあるので、古い電化製品を使っている場合は注意が必要です。
対処法→大家さんまたは管理会社に連絡する
電気が漏電している状況は非常に危険。
火災や感電につながる恐れがあるので、早急に対処しなければなりません。
原因となる電化製品を特定できればいいものの、知識がないと特定することは困難。
なので漏電やショートが疑われる時は安全のため、すぐ大家さんまたは管理会社に連絡しましょう。
原因がわからない時は大家さんや管理会社に連絡
ブレーカー落ちの原因がわからない時はムリに特定しようとせず、大家さんや管理会社に連絡してください。
漏電やショートに関しては自力で対応できませんし、放置しておくのは危険です。
ブレーカーが落ちていると日常生活にも支障をきたしますから、早めに連絡しましょう。
ブレーカーが落ちた時の上げ方
ブレーカーには次の3種類あり、それぞれ上げ方が異なります。
- アンペアブレーカー
- 漏電ブレーカー
- 安全ブレーカー
ブレーカーごとの上げ方は下記の通り。
アンペアブレーカーの上げ方
アンペアブレーカーは契約しているアンペア数をオーバーすると、ブレーカーが落ちる仕組みになっています。
もしアンペアブレーカーが落ちてしまった場合、対応するブレーカーのレバーを上げましょう。
多くの場合、ブレーカーの一番左側にある独立したレバーが、アンペアブレーカーのスイッチです。
ブレーカーを上げる際は安全のため、使用していた電化製品の電源を切っておきましょう。
アンペアブレーカーの上げ方はこちらの動画でも解説されています。
漏電ブレーカーの上げ方
漏電ブレーカーには、部屋内で漏電した際に電気を遮断する役割があります。
ブレーカーを落とすことで、漏電による火災などの事故を防いでくれるのです。
漏電ブレーカーのスイッチは、ブレーカーの中央にある独立したレバーです。
そのレバーを上に戻すとブレーカーを付けることができますが、自己判断で操作してはいけません。
というのも漏電は、火災や感電などにつながるケースがあるから。
もし漏電によりブレーカーが落ちてしまった場合は、大家さんや管理会社に連絡してください。
安全ブレーカーの上げ方
安全ブレーカーは分岐ブレーカー、または子ブレーカーとも呼ばれ、部屋ごとの電気供給に対応しています。
もしも安全ブレーカーが落ちると、部屋の一部が停電する仕組みになっています。
安全ブレーカーのスイッチは、ブレーカーの右側に複数あるレバーです。
もし安全ブレーカーが落ちてしまった場合、下がっているブレーカーのレバーを上げましょう。
ブレーカーを上げる際は安全のため、使用していた電化製品の電源は切っておきましょう。
ブレーカーが落ちるのを防止するコツ3選
すぐにブレーカーが落ちてしまう場合、次の3つのコツを意識してみてください。
- 1.電化製品をつけっぱなしにしない
- 2.消費電力の高い家電の同時使用は避ける
- 3.契約アンペアを上げる
それぞれの詳細を解説していきます。
1.電化製品をつけっぱなしにしない
使っていない不要な電化製品はなるべく、消すようにしましょう。
例えばテレビやエアコン、部屋の電気など。
こまめに電源を切ることで、使用アンペア数を抑えることができます。
2.消費電力の高い家電の同時使用は避ける
電子レンジやドライヤー、炊飯器などは消費電力が高いです。
同時に使うと、使用アンペア数が一気に上がってしまうため注意が必要。
消費電力の高い電化製品は、なるべく同時に使わないようにしましょう。
3.契約アンペア数を上げる
上記の対策をしてもブレーカーが落ちる場合は思い切って、契約アンペア数を上げるのも対処法の一つ。
というのも、契約アンペア数が低いとどうしても、ブレーカーが落ちやすいから。
同時に使う電化製品によっては、すぐに契約アンペア数を超えてしまいます。
しかし契約アンペア数を上げれば、ブレーカーを落ちづらくすることができますよ。
アンペアのブレーカーに関するQ&A
ブレーカーに関するQ&Aをまとめました。
Q.ブレーカーを落とすと節電になるって本当ですか?
ブレーカーを落とすことは節電になります。
ブレーカーを落とすと一切の電気が遮断され、待機電力がなくなるからです。
ただし、ブレーカーを落とす行為はリスクも多いため注意が必要。
ブレーカーを切ることにより冷蔵庫が止まったり、テレビの録画予約ができなくなったりします。
そのため、節電のためだけにブレーカーを落とすのは避けた方がいいでしょう。
Q.一人暮らしにおすすめのアンペアはどれくらいですか?
一人暮らしを快適に過ごすなら30アンペアがおすすめ。
例えば20アンペアだと、暖房をつけながら電子レンジや炊飯器を使用した場合、すぐにブレーカーが落ちてしまいます。
そのようなことを防ぐためには少し余裕を持ち、30アンペアで契約するのが安心です。
Q.ブレーカーがどこに設置されているのか分かりません
一般的にアパートのブレーカーは、次の場所に設置されていることが多いです。
- 玄関
- 洗面所
- 廊下の収納扉の中
どこを探しても見つからない場合は、大家さんや管理会社にお問い合わせください。
ブレーカーが落ちる原因と対処法まとめ
アパートのブレーカーが落ちる原因や対処法をご紹介してきました。
ブレーカーが落ちる原因と対処法が以下の3つ。
- 1.電化製品を一度に使いすぎている
- 2.同じ部屋で電化製品を使いすぎている
- 3.電気が漏電している
それぞれの対処法がこちら。
- 1.使用する電化製品の数を減らす
- 2.必要のない電化製品の電源を切る
- 3.大家さんや管理会社に連絡する
ブレーカーを落とさないためには電化製品の同時使用は避け、こまめに電源を切ることが大切。
もしブレーカーが落ちてしまっても、慌てずに対処しましょう。
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