「アパートの隣人がうるさくて困ってるんだけど、警察に電話してもいいの?」
「通報して、相手に名前が知られてしまわないか心配」
このようなお悩みを解決するため本記事では、騒音トラブルで警察に通報する際の手順や注意点などをご紹介いたします。
隣人がうるさくて通報しようかお悩みの方はぜひ、参考にしてください。
なお、隣人や上の階がうるさい時の対処法はこちらの記事で詳しくまとめています。
アパートの隣人がうるさい!まずは大家さんや管理会社に相談を
「毎日、アパートの住人がうるさくて困っている……」
このように、アパートの騒音問題でお悩みの方は多いはず。
隣人がうるさい場合、まずは大家さんや管理会社に相談しましょう。騒音の詳細を伝えることで、適切に対処してくれますよ。
「わざわざ管理会社を通すより、直接苦情を伝えたほうが効果的なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、直接苦情を言いに行くのはNG。
当事者同士が直接話すことで、感情的になってしまい事態が悪化する可能性があるからです。
反対に、第三者を通して苦情を伝えることで、相手も冷静に話を聞き入れてくれる可能性が高くなり、スムーズな解決が見込めます。
もしも騒音にお困りの場合は、まず大家さんや管理会社に連絡するといいですよ。
管理会社への連絡や相談方法などは下記記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
▶▶【アパート】隣人がうるさい時は管理会社に相談してもいい?
仕返しは危険が伴うのでNG
アパートの騒音で悩んでいると、ついつい仕返しをしたくなりがち。
しかし、いくら隣人がうるさいからといって仕返しをするのはやめましょう。
相手の反感を買ってしまい、事態がより悪化する可能性があるからです。
また、隣人がどんな人物なのかもわからない場合、なにが起こるか分かりません。
実際に、逆恨みから事件に発展してしまったケースも。
トラブルに巻き込まれないためにも、仕返しはしないほうが無難です。
アパートの隣人がうるさいときの対処法や、やってはいけない仕返しは下記記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
騒音がおさまらない場合は警察に相談を!正しい手順を解説
「管理会社に相談したけど、騒音問題が改善されなかった」
「防音対策もしたけど、やっぱり隣人の生活音がうるさくて気になってしまう」
このように、さまざまな対策をしたにもかかわらず、隣人の騒音がおさまらないケースも。
では、騒音が継続している場合、どうしたらいいのでしょうか?
結論からお伝えすると、騒音を解決する最終手段は、警察に相談することです。
隣人がうるさくてどうにもならない場合、「#9110」または「110」に電話しましょう。
連絡方法や正しい手順は、下記にて解説いたします。
1.緊急性が低い場合は「#9110」へ電話
緊急性が低い場合は、「110」ではなく「#9110」へ電話するといいですよ。
「#9110」とは、警察相談専用電話のこと。犯罪や事故の発生には至っていないが、警察に相談したいことがあるときに利用できます。
たとえば、
「騒音で悩んでいるけど、いきなり警察に電話するのは緊張する……」
「緊急でいますぐ警察に出動してもらうほどではないけど、普段から隣人がうるさくて困っている」
といった場合は、「#9110」に電話するのが有効です。
電話をかけると警察の相談窓口に繋がり、解決の手助けをしてくれますよ。
騒音トラブルの緊急性が低い場合は、いきなり110番に電話するのではなく、まずは「#9110」に連絡しましょう。
2.緊急性が高い場合は「110」へ電話
反対に、緊急性が高い場合は、「110」へ電話しましょう。
たとえば、
「アパートの隣人がうるさくてどうにもならない」
「度を超えた騒音なので、今すぐ注意してほしい」
というような場合です。
110番に電話した場合、警察が現場に駆けつけてくれます。
時間に関係なく出動してくれるため、「夜中だけど、騒音がうるさくて眠れないから注意してほしい」といった場合でもOK。
電話すると警察が来て、うるさい隣人に注意してくれます。
「もしも警察が来るまでに騒音がおさまってしまった場合、どうなるんだろう?」と心配になるかもしれません。
しかし、警察が到着するまでに騒音が止まっていても問題ありません。騒音に関する聞き込みをおこなってくれるため、再発防止に役立ちます。
もしも心配な場合は、念のため事前に騒音の証拠を用意しておくといいですよ。
具体例は下記のとおり。
- 騒音の状況を録画する
- ボイスレコーダーで録音する
- 騒音の詳細をメモしておく
実際に騒音の証拠となるものがあれば、警察も動きやすいです。騒音問題のスムーズな解決にもつながるため、なにかしらの記録を残しておくといいですよ。
警察署に直接出向いたほうが効果はあるの?
「110番に電話するより、近くの交番に直接行ったほうが早く解決してくれるんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、アパートの騒音でお悩みの場合、110番に電話をかけたほうが無難です。
というのも、緊急性が低いと判断されてしまった場合、警察が動いてくれないケースがあるからです。
また、もしも出向いたのが夜中だった場合、交番に人が不在になっていることも。
せっかく交番まで行っても、警察がいなければ相談のしようがありませんよね。
上記の理由から、騒音でお悩みの際は交番に直接行くよりも、「110」に電話するのをおすすめします。
警察への相談で聞かれることは?匿名でもいいの?
110番に電話すると、まず「事件ですか?事故ですか?」と聞かれるため、「騒音被害です」と答えましょう。
騒音問題で警察に電話したときに聞かれるのは、一般的に次のような項目です。
- 騒音源(隣人の住所や名前、部屋番号など)
- 騒音の内容や経過
- あなたの名前や住所
110番に電話すると騒音の内容や発生源を聞かれるため、事前に整理しておきましょう。
また、電話した際はあなたの名前や住所も聞かれますが、言いたくない場合は匿名でもOKです。
匿名だからといって対応してくれないことはないため、ご安心ください。
ただし、警察に通報した時点で「電話番号」「通報場所」が警察に通知されています。
完全に匿名で連絡したい場合は、公衆電話から通報するという方法もあるため覚えておくといいですよ。
しかし、仮に警察へあなたの名前を明かしたとしても、「相手に伝える際は匿名でお願いします」とお願いすれば、プライバシーを守ってくれます。
不要なトラブルを回避するためにも、警察に注意してもらう際は「匿名で」と伝えることをお忘れなく。
「110」に電話する際の注意点は、決して途中で電話を切らないことです。
もしも話の途中で電話が切れてしまった場合、警察は通報者の身に危険が迫っていると判断し、捜査員が出動する事態に。
警察へ通報する際は、慌てずにゆっくりと最後まで話しましょう。
被害届の提出も手段の一つ
多くの場合、通報した後は騒音がおさまります。しかし、なかには警察に注意されたにもかかわらず、大きな音をたてて生活する人も。
では、110番しても騒音問題が解決しない場合、どうしたらいいのでしょうか?
実は、警察に「被害届」を提出するという手もあります。
被害届とは、被害にあった人が、犯罪被害の事実を警察に申告するための書類です。
騒音も程度によっては犯罪になる可能性があるため、ほかの犯罪被害と同様、被害届を出せるのです。
通報(110番)と被害届の違いは、下記のとおり。
- 通報:現在起こっている犯罪に対しての対処(注意)
- 被害届:現行犯以外でも対処可能
たとえば通報だと、警察が駆けつけたときに騒音が収まっていた場合、警察は相手に注意できません。
せいぜい聞き込みをしてくれる程度です。
一方、被害届をあらかじめ提出しておけば、いざ通報して音が鳴りやんでいた場合でも、警察が厳重注意してくれます。
また、被害届を提出しても「匿名で」とお願いすればプライバシーは守られます。
念のため、警察には事前に「名前は明かさないように」と伝えておくといいですよ。
被害届の提出に必要な証拠と注意点
被害届を提出する際は、騒音被害にあった証拠が必要です。
証拠の具体例は下記のとおり。
- 騒音を記録した音声
- 騒音を記録した動画
- 騒音の詳細をメモしたもの
被害届を出すときは、実際に騒音の証拠を提出する必要があるため、事前に用意しておきましょう。
また、「騒音による健康被害などの診断書」「騒音の数値を測定した記録」などがあれば、あわせて提出するといいですよ。
証拠があれば警察も状況を把握しやすくなるため、スムーズな解決に繋がりますよ。
ただ単に「隣人がうるさい」「騒音に困っている」だけでは被害届が出せないため、ご注意ください。
まとめ
騒音トラブルで警察に相談する方法や手順、注意点などをご紹介いたしました。
隣人がうるさくてどうしようもない場合、110番に電話すると警察がすぐに駆けつけてくれます。
また、緊急性が低い場合は「#9110」へ電話する手もあることを覚えておきましょう。
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