「女性の一人暮らしって初期費用はどれくらいかかるの?」
「引っ越す前に用意しておいた方がいいものってあるのかな」
このようなお悩みを解決するため本記事では、女性の一人暮らしにかかる初期費用や生活費、節約のコツなどをご紹介いたします。
一人暮らしを始める時にかかる具体的な費用を知りたい方はぜひ、参考にしてください
この記事の目次
女性は男性よりも一人暮らしの初期費用が高い?
女性の一人暮らしは、男性よりも初期費用がかかると言われています。
理由は次の3つ。
- 1.防犯性の高いアパート=家賃もやや高め
- 2.部屋の防犯性も高める必要がある
- 3.日頃の生活費も男性より高め
それぞれの詳細を見ていきましょう。
1.防犯性の高いアパート=家賃もやや高め
女性の一人暮らしでは、防犯性を意識して物件選びをする方も多いはず。
一人暮らしをするならば、安心して過ごしたいところですよね。
しかし、防犯性が高くなるほど家賃は上がっていきます。
アパートの建設や維持にコストがかかるからですね。
実際、下記のようなアパートは家賃相場よりも高めに設定されているケースが多いです。
- 2階以上
- オートロック付き
- モニター付きインターホン
たとえばオートロック付きのアパートなら、住人や配送業者の方などの出入りに限られるため、防犯性が高いです。
また、モニター付きインターホンは来訪者の顔が確認できるため、不審者をアパートの中に入れてしまうのを防げます。
上記のような理由から、防犯性の高いアパートを選ぶ女性は多いです。
ただし、家賃も上がるため、比例して初期費用も高くなるのです。
2.部屋の防犯性も高める必要がある
女性が1人暮らしをする場合、マンションの防犯性だけでなく部屋にも工夫する必要があります。
男性に比べて女性の一人暮らしは危険が多いため、万全を期しておかなければならないのですね。
たとえば、次のような防犯対策をしている女性は多いです。
- 窓に防犯フィルムを貼る
- センサーライトを取り付ける
- 外からシルエットが見えないよう、厚みのあるカーテンを選ぶ
上記のような方法でアパートの防犯性を高める場合、追加で費用がかかってしまいます。
女性の一人暮らしは防犯対策を自分でしなければいけないため、初期費用が高くなってしまうのです。
3.日頃の生活費も男性より高め
日々のスキンケアやネイル、美容院などで出費がかさむ方は多いはず。
女性はお肌のお手入れや体のメンテナンスを意識するため、男性に比べて生活費がかかりがちです。
中には、美容にかかる費用は最低限に抑えている方もいますが、それでも男性より女性の方が生活費が多くなってしまうケースが多いです。
女性の一人暮らしにかかる初期費用や生活費はいくら?
男性よりも女性の生活費が多い理由をお伝えしました。
では実際、女性の一人暮らしにかかる初期費用や生活費はどれくらいなのでしょうか?
大学生と社会人、それぞれの場合を見ていきましょう。
大学生の場合の初期費用と生活費
まず、大学生が新しくアパートを借りる際にかかる初期費用は、家賃の5~6ヶ月分が相場です。
初期費用の内訳は下記のとおり。
※家賃5万円で計算
項目 | 相場 | 概要 |
敷金 | 5万円 | 大家さんに預けるお金 |
礼金 | 5万円 | お礼として大家さんに支払うお金 |
前家賃 | 5万〜10万円 | 入居月の日割り家賃+翌月の1ヶ月分を先払い |
仲介手数料 | 2.5万〜5万円 | 不動産会社に支払うお金 |
保証料 | 2.5万〜5万円 | 保証会社に支払うお金 |
クリーニング代 | 2万円 | 入居前に行われる消毒・消臭作業 |
鍵交換 | 2万円 | 前入居者の不法侵入などを防ぐ目的 |
安心サポート | 1.5万円 | トラブルや各種相談(2年分) |
火災保険 | 1.5万円 | 損害保険会社に支払う |
合計 | 27万〜37万円 |
たとえば、家賃5万円のアパートに引っ越す場合、27~37万円の初期費用がかかります。
初期費用の相場は家賃×5~6ヶ月分で算出できるため、家賃6万円だと30~36万円、家賃7万円だと35~42万円、家賃8万円だと40~48万円になる計算です。
また、引っ越しの際はほかにも
・引っ越し業者代
・家具・家電を揃える際の費用
がかかります。
引っ越し業者代は、荷物を運搬してくれる業者に支払う費用です。荷物の量や距離にもよりますが、相場は3~7万円程度。
家具・家電も、一から揃える場合は10万~20万円はかかると考えておいた方がいいでしょう。
一人暮らし女性(大学生)の生活費
ここからは、大学生の女性が一人暮らしでかかる生活費を見ていきましょう。
一人暮らしの生活費の相場は下記のとおり。
※家賃5万円で計算
項目 | 費用 |
家賃 | 5万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
通信費 | 1万円 |
食費 | 3万円 |
交際費 | 1万円 |
趣味娯楽 | 1万円 |
雑費 | 1万円 |
合計 | 13万円 |
表を見ると、家賃を除く生活費だけでも8万円ほどかかるのがわかります。ネイルや美容にもお金をかけた場合、10万円はすぐに超えてしまうでしょう。
また、総務省が公表している2021年統計データによると、女性の一人暮らしにかかる1ヶ月の生活費は約15万円であることがわかっています。
社会人の場合の初期費用と生活費
次に、社会人女性の一人暮らしにかかる初期費用や生活費をご紹介いたします。
初期費用は、大学生の場合と大差はありません。
ただし、家賃の高い部屋に住むと初期費用も上がるため、お部屋のグレードによっては引っ越し時にかかる費用が高くなる可能性もあります。
一人暮らし女性(社会人)の生活費
次に、社会人が生活費にかかる金額を見ていきましょう。
※家賃5万円で計算
項目 | 費用 |
家賃 | 5万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
通信費 | 1万円 |
食費 | 3万円 |
交際費 | 2万円 |
趣味娯楽 | 1万円 |
雑費 | 2万円 |
合計 | 15万円 |
社会人になると、家賃を含めた生活費は15万円ほど。
大学生女性の一人暮らしに比べると、2万円ほど生活費が高くなります。
というのも、社会人になると会社の付き合いで飲み会が増えたり、身だしなみによりお金をかけたりするからです。
また、ケガや病気などもしもの場合に備えておくことも大切です。
ムリのない範囲で、貯蓄もできると安心ですね。
初めての一人暮らしに必要なもの
初めての一人暮らしは、引っ越しの荷解きや各種手続きなどで時間に追われがち。
あとからキャパオーバーにならないためにも、生活に必要なものは事前に用意しておくことが大切です。
では、女性の一人暮らしではどんなものが必要になるのでしょうか?
引っ越し前に用意しておきたいアイテムを、「家具・家電」と「日用品・消耗品」に分けてご紹介いたします。
一人暮らしに必要な家具・家電
まずは、女性の一人暮らしに必要な家具・家電を見ていきましょう。
- 電子レンジ
- 冷蔵庫
- 炊飯器
- 電気ケトル
- 洗濯機
- 掃除機
- ベッド(寝具)
- カーテン
- テーブル・イス
- ドライヤー
- ヘアアイロン
- 照明器具
引っ越し当日から快適に過ごすために、ベッドやカーテンは必ず用意しておきたいアイテム。
テーブルはご飯を食べる際に必要になるため、簡易的なモノでもいいので用意しておきましょう。
また、必ず確認しておいてほしいのが照明器具。
アパートにもともと照明が付いている場合はいいのですが、なかには自分で設置しなければいけないケースも。
明かりがないと夜は暗闇で過ごすことになってしまうため、必要に応じて照明器具を用意しましょう。
一人暮らしに必要な日用品・消耗品
続いて、女性の一人暮らしに必要な日用品・消耗品は下記のとおり。
- トイレットペーパー
- トイレ・お風呂場など各種の掃除用品
- 歯ブラシセット
- 入浴セット(シャンプー・ボディソープ・洗顔)
- タオル
- バスマット
- 洗濯洗剤
- 物干し竿
- ハンガー
- 調理器具・食器
- ゴミ袋
たとえば、お風呂上がりにバスマットがないと、床がびしょびしょになってしまいます。
自炊をする場合は、調理器具や食器があると便利ですね。
日用品は用意を後回しにしがちですが、快適な生活を送るためには引っ越し初日から必要です。
引っ越し前には、忘れないよう事前にチェックしておきましょう。
女性の一人暮らしで気をつけたいこと
「初めて一人暮らしするけど、防犯面がちょっと心配……」
「犯罪などに巻き込まれないためには、どんなことに気をつければいいんだろう?」
このように、女性が初めて一人暮らしをする場合、心細く思うはず。
では、女性の一人暮らしで気をつけるべきポイントはあるのでしょうか?
特に気をつけたいのは、次の5つです。
- 1. 戸締りをしっかりする
- 2. 相手を確認してからドアを開ける
- 3. 洗濯物を外に干さない
- 4. カーテンは厚みのあるものを選ぶ
- 5. ドアスコープ
それぞれの詳細を見ていきましょう。
1. 戸締りをしっかりする
女性の一人暮らしで特に注意したいのは、戸締りです。
うっかりドアを閉め忘れたことが原因で、不審者が部屋の中まで入ってきてしまうケースも。
具体的には、下記のような状況は注意が必要です。
- 夏場に窓を開けっぱなしで換気している
- ゴミを捨てに行くだけだからと、鍵をかけずに外出する
- 帰宅後に玄関を施錠しない
たとえば、夏の暑い日には窓を開けたまま寝てしまうこともあるかと思います。
しかし、女性の一人暮らしで窓の開けっぱなしは絶対にNG。
どんなに暑くても、寝る前には必ず窓を閉めて鍵をかけましょう。
また、可能であれば帰宅後にはチェーンもかけておくと安心です。
2. 相手を確認してからドアを開ける
日常生活では、配送業者や営業の人など、さまざまな来訪者が。
しかし、相手を確認せずにドアを開けてしまうのは絶対にNGです。
配送業者を装って部屋に侵入し、事件にまで発展してしまうケースもあります。
具体的な対策として、モニター付きインターホンの場合、本当に業者なのかを画面越しに確認してからドアを開けましょう。
もしもモニターが付いていない場合、ドアを開ける際にチェーンをしておくと安心です。
万が一不審に感じた場合は、不用意にドアを開けないことを心がけましょう。
3. 洗濯物を外に干さない
女性の一人暮らしで洗濯物を外に干している方は要注意。
なぜなら、洗濯物の中身から「女性しか住んでいない」ことが周りにバレてしまうから。
特に、下着などは盗難被害に遭う可能性もあります。
女性の一人暮らしは狙われやすいため、可能であれば室内干しにしましょう。
とはいえ、天気のいい日には外で洗濯物を干したくなるときもあるはず。
どうしても外で洗濯物を干したい場合は、下記のことに気を付けましょう。
- 下着は外に干さない
- 女性だとわかる洋服は室内干し
- どうしても干したい場合は、男性用のものと一緒に干す
たとえば、タオルなどは性別が特定されにくいため、外に干しても安心です。一方、明らかに女性ものだとわかるワンピースなどは、目を付けられやすいため危険です。
女性の一人暮らしで洗濯物を干す場合は、干し方に細心の注意を払いましょう。
4. カーテンは厚みのあるものを選ぶ
より防犯性を高めるならば、カーテンは厚みのあるタイプを選びましょう。
薄いカーテンだと部屋の中やシルエットが見えてしまうため、女性の一人暮らしには向きません。
また、花柄やピンクなど、女性の一人暮らしだとわかるようなカーテンも避けたほうが無難です。
室内の様子が見えないようにするためにも、カーテンは厚みのあるものや遮像機能があるものを選ぶといいですよ。
5. ドアスコープ
女性の一人暮らしでは、ドアスコープ(のぞき穴)にも注意が必要。
実は、ドアスコープは外から室内が見えてしまう可能性があります。
はっきりと室内が見えない場合でも、明かりがついているかどうかなどは確認できてしまいます。
つまり、生活リズムや留守かどうかなどが知られてしまうのです。
もしも女性の一人暮らしでドアスコープカバーが付いていない場合は、取り付けておくといいですよ。
一人暮らしの女性が生活費などを節約するコツ
一人暮らしをすると、生活費や固定支出だけでなく、思いがけない出費も。
いざというときに困らないよう、普段の生活ではなるべく出費を抑えたいですよね。
ここでは、一人暮らしの女性が生活費を節約するコツを5つご紹介いたします。
- 1.家計簿をつける
- 2.できるだけ自炊する
- 3.娯楽・交際費を抑える
- 4.スマホの契約プランを見直す
- 5.水道光熱費を見直す
それぞれの詳細は下記のとおりです。
1.家計簿をつける
生活費を節約するためにまずすべきなのは、家計簿をつけること。
「家計簿をつける必要なんてあるの?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、毎月の支出を把握することで、無駄な出費を減らせます。
たとえば、毎日何気なく缶コーヒーを買っていたとします。
「1本120円だから大したことないだろう」と思っていても、1ヶ月に換算すると120円×30日=3,600円。
年間にすると43,800円にもなります。
いかに日々の積み重ねが大切なのかがわかりますね。
家計簿をつけると自分がなににどれくらいお金を使っているかが一目でわかるため、節約したい方はぜひ一度お試しください。
上記の例のように、思わぬところでしている無駄遣いを発見できるだけでなく、生活を見直すきっかけにもなりますよ。
2.できるだけ自炊する
一人暮らしをするなかで、生活費に占める食費の割合は案外大きいです。
節約するには、なるべく外食の頻度を減らし、自炊するのがベスト。
ただ、節約したいからといって料理が苦痛になってしまっては意味がありません。
無理のない範囲で自炊して、疲れたときにはお惣菜や冷凍食品に頼るといった工夫も大切です。
3.娯楽・交際費を抑える
日々の疲れを癒すため、娯楽にお金を使う方も多いはず。たまにある飲み会は、息抜きになってリフレッシュできますよね。
ただし、予算を決めずにお金を使うのは避けたほうが無難。
娯楽や交際費にお金を使いすぎると、生活を圧迫してしまいます。
あらかじめ、「月に〇万円まで」など予算を決めておくと、生活を圧迫することなく適度に楽しめますよ。
4.スマホの契約プランを見直す
ただでさえ美容関連で出費がかさむ女性の一人暮らし。
節約はしたくても、スキンケアやネイルの予算は削りたくないですよね。
生活費を抑えるために重要なのは、固定費を抑えることです。
たとえば、毎月使っているスマホ代が安くなれば、その分美容にお金が回せます。
具体的には、現在スマホ代が1万円を超えている場合、格安SIMに変えれば7,000円ほど節約できます。
また、今お使いのキャリアのプランを変えるだけでも、数千円の節約になる可能性も。
もしもスマホ代に高いお金を支払っている方は、プランや契約会社を見直すのもアリです。
5.水道光熱費を見直す
電気代やガス代も、契約を見直すことで費用が安くなる可能性も。
プランによっては、同じ使用料でも数百円~数千円の節約になるため、一度あなたがどんな契約をしているかチェックするといいですよ。
また、水道代を節約する場合、下記のような方法もあります。
- 水をこまめに止める
- シャワーヘッドを節水タイプに交換する
- シャワーヘッドを、手元で止水できるタイプのものにする
たとえば、節水タイプのシャワーヘッドに交換すると、入浴中の水の使用量を30~50%も節水できますよ。
固定費を少しでも減らしたい方は、ぜひお試しください。
まとめ
女性の一人暮らしにかかる初期費用や生活費、節約のコツなどをご紹介してきました。
一人暮らしにかかる生活費の相場は、15万円ほど。
きちんとライフプランを立て、節約も意識しつつ、家計を圧迫しない範囲で趣味や娯楽も楽しみましょう。
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