賃貸の24時間サポートはいらない?本当に必要か迷ったときの判断基準と断り方

賃貸に入居するときは、多くの物件で「24時間サポート」への加入を求められます。

鍵の紛失や設備の故障など、万が一の事態に備えられる心強いサービスですが、実際の利用機会が少ないため「いらないのでは?」と感じている方も多いでしょう。

今回は、賃貸物件を検討中で「24時間サポートはいらないのでは?」と感じている方に向けて、要・不要を判断する時の基準や上手な断り方を解説します。

現在引っ越し先を探している方も、ぜひ参考にしてください。

賃貸の24時間サポートとは?よくあるサービス内容を紹介

賃貸の入居条件として設定されることもある「24時間サポート」ですが、実際にどのような内容か把握せずに加入している方も多いでしょう。

賃貸の24時間サポートに含まれるサービスは、一般的に以下の通りです。

  • 鍵紛失時の解錠
  • 水漏れや詰まりなど水回り全般のサポート
  • パソコン・インターネットのトラブルサポート
  • 窓ガラスの破損やひび割れへの対応
  • 電球の交換
  • 電気・ガスに関するトラブルサポート
  • 害虫駆除
  • 騒音や不審者など住環境の改善サポート

このように、入居中に発生しやすいトラブルに電話一本で対応してもらえるため、初めて一人暮らしをする方にとっては心強いサービスといえるでしょう。

賃貸の代表的な24時間サポート・入居者サービス

賃貸の24時間サポートは、契約時に大家さんや管理会社から提携業者を指定されるのが一般的です。

代表的な24時間サポートや入居者サービスとしては、以下の5つがあげられます。

  • 入居者倶楽部
  • スマサポ
  • マモロッカ
  • エスリードクラブ
  • アクト安心ライフ24

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

入居者倶楽部

入居者倶楽部は、株式会社リロ・ファイナンシャル・ソリューションズが提供するサービスです。

水や窓ガラスのトラブルには出張料無料で対応してくれるほか、カギやエアコン、ガス機器、電気設備のトラブルにも有償で対応してくれます。

不具合に対応する24時間緊急サポートだけでなく、会員特典優待サービス「クラブオフ」を提供しているのも特徴です。

スマサポ

スマサポは株式会社スマサポのサービスで、入居者専用アプリ「totono」をはじめ、新生活サポートを無料で紹介する「スマサポサンキューコール」などを提供しています。

アプリを通して入居者と管理会社がスムーズにやり取りできるため、チャットツールなどを活用して依頼したい方にも最適です。

マモロッカ

マモロッカは、24時間サポートの中でも、騒音トラブルや迷惑行為といった近隣トラブルの解決支援を中心とするサービスです。

入居者同士のトラブルが発生したときにも、元警察官の相談員が迅速かつ具体的な対応で解決に導いてくれます。

他の24時間サービスのように設備の不具合に対応するのではなく、近隣トラブルの解決に特化しているのが特徴です。

エスリードサポートサービス

エスリードサポートサービスは、賃貸物件の中でも比較的高級グレードに位置する「エスリードシリーズ」の物件に入居するときに利用できるサービスです。

水回りのトラブルをはじめ、窓ガラスや玄関鍵のトラブルにも無料で対応しています。

また、会員制優待サービスである「クラブオフ」が利用できるのも特徴です。

アクト安心ライフ24

アクト安心ライフ24も、賃貸の24時間サポートとしてよく利用されています。

電気・ガス・水道の各種ライフラインのトラブルやカギの紛失といった緊急時のサポートをはじめ、盗難・転居時のサポートや、健康や生活への相談も受け付けているのが特徴です。

また会員制の優待サービスとして、「アクトクラブオフ」も提供されています。

賃貸の24時間サポートの月額費用の目安

賃貸の24時間サポートの費用は契約先企業によって変わりますが、1カ月当たりおよそ1,000円前後が目安です。

支払い方法は、賃貸借契約と同じ2年間分を先払いする「2年分一括払い」が採用されるケースが多く、およそ1万5,000円~2万円が目安となっています。

また、初回に入会金を支払ってからその後は月額払いとなるケースもあるため、契約時に確認しておきましょう。

24時間サポートはどこまで無料でどこから有料?

24時間サポートは提携先によって、無料となるサービスの対象範囲が異なります。

水回りやカギの紛失といった特定のトラブルでは出張料が無料になる場合もあれば、60分を超えた分については有償とするなど、時間制を取り入れている場合もあります。

多くの物件で無償となるのは出張料で、技術料や部品代などは別途実費で請求となるケースが多いです。

具体的な費用の目安が知りたい場合は、依頼時に大まかな費用の目安を確認しておきましょう。

「賃貸の24時間サポートはいらない」と感じる主な理由

入居者の不安を解消する24時間サポートですが、実際は「いらない」とする意見も多くあります。

主な理由は、次の4つです。

  • 電話がつながりにくい
  • 緊急時に使いづらい
  • 追加費用がかかる場合がある
  • ほとんど利用しない

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

電話がつながりにくい

緊急時にこそ利用したい24時間サポートですが、電話がつながりにくいという声も聞かれます。

特に水漏れやカギの紛失など、すぐに対処が必要なときに電話がつながらず、外部の業者に依頼せざるを得なかったというケースも少なくありません。

このように必要なときにサービスを受けられなかった場合に、「いらない」と感じることが多いです。

緊急時に使いづらい

受付は24時間対応で行われますが、作業員の手配に時間がかかるなどの理由で、すぐにサービスを受けられない場合もあります。

せっかく電話がつながっても、受付のみで、対応が翌日以降になることも少なくありません。

このように24時間サポートのメリットを得られなかった場合に不満を感じるのも、「いらない」という意見になる理由の1つです。

追加費用がかかる場合がある

24時間サポートは、2年間の一括払いもしくは月額払いでサービスの利用料を支払います。

ただし、実際にサポートを依頼すると出張料や技術料・部品代などの別途費用を請求されることも多いです。

せっかく支払っている費用が無駄になるという印象を受けやすいため、24時間サポートを断りたいと感じる人もいます。

ほとんど利用しない

賃貸の24時間サポートは、「入居時の条件としてやむを得ず加入したけれど、結局一度も使わなかった」という人もいます。

トラブルが起きず安心して暮らせたのは喜ばしいことですが、利用料が「もったいなかった」と感じることもあるでしょう。

緊急時の相談先として安心感のある24時間サポートですが、トラブルが発生しなかった場合はメリットを感じにくいことも、「いらない」と感じる理由です。

賃貸の24時間サポートは「いらない」と思ったら断れる?

賃貸の24時間サポートを「いらないのでは」と感じているのなら、入居前に強制加入かどうかを確認しておくことが大切です。

24時間サポートは、多くの場合以下のように取り扱われています。

  • 強制加入の場合は断れない
  • 契約書に記載がなければ加入は任意

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

強制加入の場合は断れない

賃貸物件の中には、入居時の条件として24時間サポートへの加入を定めている場合もあります。

契約書にも明記されている場合は強制加入となりますので、入居希望者はこれに従わなければなりません。

加入しなければ入居はできませんので、どうしても加入を断りたい場合は諦めて別の物件を検討しましょう。

契約書に記載がなければ加入は任意

不動産会社の担当者から24時間サポートへの加入を勧められても、契約書に記載がなければ任意加入となるため、入居者の判断で断ることができます。

加入必須の物件を見分けるポイントは、入居者募集の図面備考欄や契約書に「24時間サポート加入必須」と記載されているかどうかです。

「24時間サポートはいらない」と考えているなら、契約書や図面の備考欄も確認し、加入について記載がない物件を選びましょう。

賃貸の24時間サポートがいらないときの断り方

賃貸の24時間サポートへの加入を断りたい場合は、次のような方法を試すと比較的スムーズに交渉できます。

  • 契約前に交渉する
  • 火災保険やクレカ付帯サービスと補償が重複していると伝える
  • 更新時に解約を申し出る

具体的な断り方について、詳しく見ていきましょう。

契約前に交渉する

24時間サポートがいらないと感じている場合は、必ず入居申し込み前に不要と感じていることを伝えましょう。

入居申し込みは、契約の内容に同意した上で行うのが前提です。

そのため、内容について交渉したいことがあっても、入居申し込み後は交渉を受け付けてもらえません。

24時間サポートへの加入を断るなら、必ず契約締結前に不動産会社の担当者に伝えましょう。

火災保険やクレカ付帯サービスと補償が重複していると伝える

大家さんや管理会社としても、緊急時に24時間サポートの代わりとなる手段があった方が、入居者からの非加入の申し出を認めやすくなります。

賃貸物件に入居する際は火災保険への加入も求められるケースが多いため、「火災保険の補償内容と24時間サポートの内容が重なっている」と伝えてみましょう。

火災保険も、24時間サポート同様に水回りのトラブルや窓ガラスの破損をはじめ、鍵紛失時のトラブルに対応しています。

また、所有しているクレジットカードに損害補償などの付帯サービスがある場合は、そちらの内容を再度確認してみるのもよいでしょう。

更新時に解約を申し出る

入居時に24時間サポートに加入したものの、日常生活の中で「いらない」と感じている場合は、契約更新時にサービスの解約を申し出てみるのも有効です。

契約更新時は比較的交渉がしやすいタイミングとなるため、24時間サポートの解約も受け入れられる場合があります。

ただし、解約を申し出るだけでは、必要性を説かれるだけで交渉が終了してしまうかもしれません。

解約を申し出る時は、火災保険の補償内容と重複している部分を確認した上で、交渉してみるとよいでしょう。

まとめ

賃貸の24時間サポートは、入居時の条件として加入を求められるケースが多いですが、緊急時にしか利用しないため、「いらないのでは」と感じる人も多いサービスです。

入居時に加入したものの、いらないと感じている方は契約更新時の交渉もできます。

火災保険などの補償内容を十分に把握したうえで、24時間サポートの要・不要を判断しましょう。

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