「アパートを内見なしで契約したいんだけど、やっぱり危ない?」
「事情があって内見できないときはどうすればいいんだろう」
このようなお悩みを解決するため本記事では、内見なしの契約で後悔するケースや注意点、内見できないときの対処法などをご紹介いたします。
アパートの内見でお悩みの方はぜひ、参考にしてください。
なお、こちらの記事で内見に必要な持ち物やのチェックポイントをまとめています。
この記事の目次
アパート内見なしで契約する人の割合
「アパート契約するなら、やっぱり内見はした方がいいのかな」
このように、アパート契約=内見が必須と感じる方は少なくありません。
では実際、アパートを内見せずに契約する人はどれくらいいるのでしょうか?
アットホームが加盟店スタッフに対して行ったアンケート調査では、下記のような結果が出ています。
Q.内見をせずに物件を決めてしまう人はどのくらいいますか?
出典:at home VOX
調査の結果を見ると、内見なしで契約する人は「ほとんどいない」の回答が61.8%。
多くの方が、内見をしてから契約しているのがわかります。
内見をしないでアパート契約する人は少数なのですね。
内見なしで契約する人の事情とは?
内見してからアパート契約する人が多数ですが、なかには内見なしの人もいることがわかりました。
では、内見をせずに契約するのにはどのような事情があるのでしょうか?
内見なしで契約するケースの具体例は、下記の通りです。
- 内見したいアパートにまだ入居者が住んでいる
- 遠方に住んでいる
- 急な転勤などで現地まで行けない
- 人気物件のため内見してからでは間に合わない可能性がある
たとえば、住みたいアパートにまだ入居者が住んでいた場合、内見をするのは難しいです。
退去後に内見するにしても、クリーニングなどが入るためすぐには内見できません。
内見はできないけど、部屋は気に入ったから先に契約する場合があるのです。
また、人気な物件はそもそも内見できないケースがあります。
空きが出るとすぐに入居者が決まってしまうからです。
たとえば、「不動産情報サイトで見たこのアパートが気に入ったから、内見の予約をしよう」と思って不動産会社に連絡したとします。
通常の物件であれば、しっかりと内見してから契約するかどうかを決めます。
しかし、人気物件だとあなたが内見する前に他の人が先に契約してしまうことも。
内見するまで待っていると、他の人が先に契約してしまう可能性が高いため、内見する前に契約するケースがあるのですね。
アパート内見なしで契約して後悔するケース
「部屋の写真もいい感じだし、間取りも問題ない。実際に見てみたいけど内見に行く時間も取れないし、このまま契約してもいいかな」
このように、アパートを内見せずに契約する方も少なくありません。
しかし、内見なしでアパートを契約すると、住んでから後悔してしまう可能性があります。
内見なしで契約した時に後悔するケースの具体例は、下記の6つです。
2.車の交通量が多く騒音がストレスに
3.防音性が低く隣人の生活音が聞こえる
4.日当たりが悪く部屋が暗い
5.写真で見たよりも部屋が狭い
6.部屋にニオイがついている
それぞれの詳細を見ていきましょう。
1.写真で見たよりも内装や設備が古い
内見なしで契約したものの、実際アパートに住んでみたら写真よりも古く見える、思ったより設備が老朽化しているなど、「写真で見たイメージと違った」と感じてしまうケースは多いです。
写真と実物が異なる理由は、ネットなどに掲載されている写真が常に最新のものとは限らないから。
たとえば、あなたの見た写真が撮影してから時間が経ったものだった場合、現在の室内状態とは異なるはず。
時間が経てば、部屋の状態も変わるからです。
なかには「写真でみた設備と違う」「そもそも設置されていない」というケースもあります。
というのも、物件の写真は必ずしもあなたが住みたい部屋の写真だけとは限らないから。
同じ物件内の、違う部屋の写真が掲載されていることもあるため注意が必要です。
2.車の交通量が多く騒音がストレスに
交通量や騒音は、実際に内見しないとわからない項目です。
たとえば、アパートの目の前が大通りだった場合、深夜までトラックやバイクなどの走行音が聞こえてくるケースも。
また、繁華街や学校、工場が近いアパートも騒音が聞こえがちです。
「こんなにうるさいなら、しっかり内見しておけばよかった……」と後悔してしまう可能性があります。
3.防音性が低く隣人の生活音が聞こえる
実際に住んでみたら、隣人の騒音がうるさくて後悔してしまうケースです。
たとえば、アパートの壁が薄いなどで防音性が低い場合、歩く音やドアの開閉音まで聞こえてしまうかもしれません。
また、たとえ防音性が高かったとしても、隣人の生活音がうるさかったら騒音が気になってしまうはず。
部屋の防音性は、実際に内見しないと確認するのが難しいです。
4.日当たりが悪く部屋が暗い
「住んでみたら思ったより日当たりが悪かった」というケースも。
写真だと明るい部屋に見えていたのに、実際は太陽の光が入らずにジメジメとした雰囲気……というアパートもあります。
たとえば、日当たりのよさを期待して南向きの部屋を契約したとします。
しかし実際に住んでみたら、目の前に高い建物があるため日が当たらなかったというケースも。
日当たりのよさを確認するならば、内見は必須です。
5.写真で見たよりも部屋が狭い
「写真で見た感じでは広く見えたけど、実際住んでみたら部屋が狭かった」というケースも。
部屋が狭く感じてしまう理由は、
- 実際に自分で見ていないため、正確なサイズ感がわからなかった
- 広角レンズを使用して撮影された写真は、奥行きがあり広く見える
などです。
たとえば、部屋の全体図は広角レンズで撮影されることがあります。
解放感があって広く見えるため、実際に住むとギャップを感じるケースも。
また、アパートの部屋の広さは物件情報の「○○㎡」などの記載で、ある程度イメージできます。
しかし、実際に感じる広さは内見しないとわかりません。
6.部屋にニオイがついている
物件情報だけではわからないのが、部屋の「ニオイ」です。
たとえば前の入居者がタバコを吸っていたり、部屋の使い方が汚かったり。
様々な理由で、部屋にニオイがついてしまっているケースも。
「好条件で気に入ったから契約したのに、住んでみたらニオイが気になる……」
このように後悔してしまう可能性があります。
どうしても内見なしで契約する時のポイント
ここまで、内見なしのアパート契約で後悔するケースをご紹介してきました。
「内見したほうがいいのはわかったけど、時間も取れないしどうしてもこのまま契約したい!」
と思う方もいるかもしれません。
では、内見をしないで契約する場合、どこに気をつければいいのでしょうか?
内見なしで契約するときのポイントは、次の3つです。
1.周辺環境だけでも確認する
2.不動産会社のスタッフに相談する
3.可能であればオンライン内見をする
詳細は下記の通り。
1.周辺環境だけでも確認する
内見なしで契約するならば、アパートの周辺環境をチェックしておきましょう。
室内を見られなくても、周辺環境を知れば住みやすさがわかりますよ。
具体的にチェックするポイントは、下記の通り。
- 建物の外観はキレイか
- 周辺にどんな施設があるか
- 駅までの距離はどれくらいか
- 周辺の治安や夜道の明るさはどうか
- 車の交通量は多いか
たとえば、駅までの道や人通りを確認すれば、通勤・通学のしやすさがイメージできます。
また、周辺にあるお店や交通量をチェックすることで、騒音の程度なども知れますよ。
2.不動産会社のスタッフに相談する
どうしても内見なしで契約する場合は、不動産会社のスタッフに次のことを相談しましょう。
- 部屋の写真を撮ってきてもらうことは可能か
- アパートや室内に気になる部分があるか
- 他に詳細な間取り図や写真はあるか
たとえば、さまざまな写真や間取り図を確認すれば、少しでもアパートの情報を知れます。
内見はできなくても、契約する際の判断材料にはなるはずです。
3.可能であればオンライン内見をする
直接内見できない場合は、オンライン内見もおすすめ。
オンライン内見に対応している不動産会社であれば、現地に行かなくても内見できます。
部屋の様子だけでなく、アパートの外観や共有部分、周辺環境などが確認できますよ。
どうしても現地に足を運べない方は、ぜひ活用したいサービスですね。
アパートに住人がいて内見できない時はどうすればいい?
「気に入ったアパートを内見したいけど、まだ前の入居者が住んでいると言われた」
このように、住みたい部屋が現在空室ではないケースも。
結論からお伝えすると、アパートにまだ入居者がいる場合、基本的に内見できません。
ただし、場合によっては入居者がいる状態で内見させてもらえるケースも。
というのも、不動産会社が現在の入居者に確認をとり、許可をもらえれば内見が可能なのです。
ただ、入居者にも断る権利があるため、実際に内見できない可能性もあることを覚えておきましょう。
もしも内見の許可がもらえなかった場合
アパートの住人に内見を承諾してもらえなかった場合、不動産会社に次のことを相談しましょう。
- 部屋の写真を見せてもらえるか
- 同じアパートの他の部屋を内見できるか
たとえば、物件情報に掲載している写真以外にも、過去に撮影したものがあれば見せてもらいましょう。
また、アパートに空室や似た間取りの部屋があれば、ぜひ内見させてもらいましょう。
似たような部屋だった場合、契約する際の判断材料になります。
反対に、異なる間取りの部屋だったとしても、部屋の防音性や共有スペースの清潔さなどは確認できます。
もしも入居者がいて内見できない場合は、過去の写真を見せてもらう、他の部屋を内見するなどで判断しましょう。
アパート内見前に埋まることがあるのはなぜ?
「内見の予約をしたけど、先に埋まってしまった」
このように、予約をした後に部屋が埋まってしまい、内見できなくなることがあります。
理由は、主に次の3つです。
2.情報サイトの更新にタイムラグがある
3.おとり物件(釣り物件)の可能性
それぞれの詳細は下記の通り。
1.入居申込がある
内見の予約をした後、他の人が先に契約してしまうケースです。
あなたが内見する前に、他の人がアパートを気に入って入居申し込みをした場合、すでに埋まった物件になってしまいます。
結果、あなたは予約をしたのに内見ができないという状況になるのです。
とくに人気物件だと、空き部屋が出てもすぐに入居者が決まってしまう=内見前に埋まってしまうケースが多いです。
予約したからといって、確実に内見できる保証はないのですね。
2.情報サイトの更新にタイムラグがある
不動産情報サイトの更新タイムラグにより、内見前に埋まってしまうことがあります。
というのも、物件情報は毎日更新されているわけではありません。
多くの不動産情報サイトでは、更新頻度が「2週間に1度」ほどです。
たとえば、あなたが見た物件の最終更新日が10日前だった場合、その10日の間に入居者がすでに決まっている可能性があるのです。
不動産情報サイトでアパートを探す際は、更新日をチェックするといいですよ。
最新の物件情報を知りたいならば、更新日の当日に情報サイトを確認するのがおすすめです。
3.おとり物件(釣り物件)の可能性
内見予約をして、当日に不動産会社へ行ったら「すでに部屋が埋まってしまった」と言われた経験はありませんか?
上記のような場合、あなたが見ていたアパートがおとり物件のケースがあります。
おとり物件とは、実際には住めない、または存在しない架空の物件のこと。
釣り物件とも呼ばれ、集客のためだけに物件を掲載する違法な手法です。
好条件なのに相場より家賃が安いアパートなどはおとり物件の可能性が高いです。
おとり物件はあくまでお客さんを集めるためのものなので、内見の予約をしたにもかかわらず「埋まってしまったので内見できない」という事態が起こるのです。
あまりにも好条件なアパートがあったら、おとり物件の可能性があることも視野に入れておきましょう。
まとめ
アパートを契約する際、部屋の状態を知るためにも重要なのが「内見」。
内見なしで部屋を決めると、イメージと実際の違いにギャップを感じやすいです。
住んでから後悔しないためにも、よほどの事情がない限りは内見してから契約しましょう。
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