賃貸物件の探し方を知りたい!流れやコツを詳しく解説

賃貸住宅探しは、快適さにこだわってじっくり選びたいと思う反面、日々の忙しさからつい後回しになってしまうこともあるでしょう。

賃貸物件を効率よく探すには、探し方のポイントや流れを把握しておくのが大切です。

今回はこれから賃貸物件を探す方に向け、押さえておきたい物件探しのポイントやコツについて詳しく解説します。

賃貸物件のおすすめの探し方

賃貸物件の探し方は、主に次の3つです。

  • インターネットで検索する
  • 不動産会社で相談する
  • 大家さんや管理会社に問い合わせる

最も多く利用されているのが、インターネットで検索する方法です。

中でも賃貸物件のポータルサイトは掲載数も豊富で、「SUUMO」や「HOME’S」などがよく利用されています。

検索して気になる物件があれば、問い合わせフォームから内見予約を済ませ、不動産会社を訪問するのが一般的。

不動産会社によっては、賃貸物件情報を貼り出しているところも多くあります。

貼り出された情報を比較し、店舗に直接問い合わせてみるのもよいでしょう。

また近くに気になる物件があるなら、「空室あり」といった看板が出ていないか確認するのも効果的です。

大家さんや管理会社の情報が記載されているなら、連絡先を控えて問い合わせてみるとよいでしょう。

賃貸物件の探し方の流れ

賃貸物件の探し方の流れは、次の通りです。

  • 住みたいエリアを決める
  • 家賃の金額を決める
  • インターネットで検索する
  • 不動産会社を訪問する
  • 気になる物件を内見する
  • 申込書を提出する

それぞれ解説します。

住みたいエリアを決める

賃貸物件を探すときは、まず住みたいエリアを決めましょう。

通勤・通学の所要時間や街の雰囲気など、自分がどのように暮らしていきたいかをポイントに決めるのがおすすめです。

家賃の相場はエリアによって異なるため、どの価格帯の物件が多いかも意識しながら決めてください。

状況によっては、家賃を考慮して希望エリアを変える判断も必要です。

家賃の金額を決める

住みたいエリアが決まったら、具体的な家賃の金額を考えましょう。

適切な家賃と年収のバランスは、家賃の36倍が年収に収まる状態といわれています。

家賃ごとの年収の目安は、以下の通りです。

家賃年収
5万円180万円
6万円216万円
7万円252万円
8万円288万円
9万円324万円
10万円360万円

家賃は、毎月必ず発生する固定費です。

高額すぎる家賃設定で家計が苦しくなり、滞納してしまえば個人の信用情報に関わります。

無理なく支払い続けられる金額で、家賃を考えてください。

インターネットで検索する

住みたいエリアとおおよその家賃が決まったら、インターネットで物件を検索してみましょう。

初めて検索するときは、物件情報の豊富な大手ポータルサイトがおすすめ。

複数の物件を一覧で比較できるので、エリアごとの相場観を把握しやすいです。

後からでも見返せるように、気に入った物件はブックマークをしておきましょう。

インターネット検索ならスマートフォンやタブレット端末からいつでもアクセスできるので、通勤・通学の移動中や帰宅後など、日常のすきま時間を活用できます。

ブックマーク機能を使いながら、自分の都合に合わせて効率よく物件を探してください。

不動産会社を訪問する

気になる物件を絞り込んだら、物件を取り扱っている不動産会社を訪問します。

担当者が外出しているケースも多いため、不動産会社を訪問するときは、事前に来店予約をしておきましょう。

メールなどで来店予約をするなら、事前に希望条件の詳細を伝えておくのがおすすめ。

来店時に、不動産会社が取り扱っている他の物件も紹介してくれるため、理想の物件に出会いやすくなります。

気になる物件を内見する

不動産会社で他の物件も含めて紹介を受けたら、気になる物件を何件か内見しましょう。

内見の所要時間は、10分〜長くても30分程度が一般的です。

遠方からの引っ越しなど、複数の物件を1日で内見したければ、あらかじめ確認したい項目をリストアップするとよいでしょう。

内見の所要時間や、1日で決めたいときのポイントについては以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

申込書を提出する

入居の意志を固めたら、入居申込書に記入して不動産会社へ提出します。

入居申込書に記入するのは、住所氏名などの連絡先の他に、勤務先と収入、連帯保証人の名前です。

連帯保証人は、何らかの理由で入居人が支払い能力を失ったときに、滞納された家賃を肩代わりする立場。

入居人同等の支払い義務を課せられる極めて重い立場のため、両親などの関係性の近い人に頼むのが一般的です。

勝手に連帯保証人として名前を書くことはせずに、賃貸物件を探すときはあらかじめ了承を得ておきましょう。

賃貸物件の探し方にコツはある?

賃貸物件探しをスムーズに進めるには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

探し方の4つのコツを見ていきましょう。

条件の優先順位を決めておく

賃貸物件探しでよくあるのが、どの物件にするか迷ってしまうケースです。

先着順で決まる賃貸物件は、人気物件であるほど申し込みが殺到します。

特に年明けからの新生活シーズンでは、迷っている間に他の入居者が決まってしまうケースも少なくありません。

タイミングを逃さないためにも、あらかじめ条件の優先順位を考えておきましょう。

不動産情報サイトを小まめにチェックする

希望にそった物件を見つけるには、不動産情報サイトを小まめにチェックするのも大切です。

特に物件が多く出やすい新生活シーズンでは、新規掲載される物件だけでなく、入居者が決まり掲載終了する物件も多くなります。

情報は日々更新されるため、通勤・通学の道中や帰宅後など、サイトチェックする時間を意識して設けてみるとよいでしょう。

複数の物件を見比べる

魅力的な物件があっても即決はせず、複数の物件を比較してください。

冷静に見比べると、周辺環境や間取りなどで、気になる点が見つかることも多いです。

申込書の提出後でも、契約を取り交わす前であればキャンセルはできます。

しかし申し込み後のキャンセルは、不動産会社や大家さんにとって大きな負担になるため、安易なキャンセルは厳禁です。

他の物件にすればよかったと後悔しないためにも、複数の物件を比べて十分に検討してから決めましょう。

できるだけ内見する

気になる物件を見つけたら、できるだけ内見してください。

賃貸物件はインターネットで探すのが主流ですが、日当たり・通風や騒音の状況など、掲載された物件情報だけではわからないポイントも多いです。

また家具の配置や搬入経路を確認するためにも、内見は欠かせません。

部屋の状況だけでなく、他の入居人の生活状況やエントランス・ゴミ捨て場など、共有スペースの使用状況も確認しておきましょう。

賃貸物件を探すときの注意点

賃貸物件を探すときの注意点は、次の2つです。

  • 家賃は余裕をもった金額で考える
  • 契約前に規約を必ず確認する

それぞれ解説します。

家賃は余裕をもった金額で考える

賃貸物件を探すときは、余裕をもって支払える家賃設定で物件を選んでください。

自分を鼓舞するために、あえて支払い能力を超えた家賃設定で物件を選ぶ人もいるでしょう。

しかし負担が重すぎる家賃は、家計だけでなく心理面も圧迫するため、決しておすすめできません。

家賃を滞納して個人の信用情報に傷がつけば、住宅や自動車のローンも組めず、クレジットカードの新規発行もできなくなるなど、日常生活に支障をきたします。

別の賃貸物件で入居申し込みをするときも、審査に通りにくくなるでしょう。

支払い能力を正しく把握し、問題なく支払える家賃の物件を検討してください。

契約前に規約を必ず確認する

申込書を提出して入居審査を済ませたら、契約書を取り交わして賃貸借契約を締結します。

物件の規約については、契約を結ぶ前に必ず確認しておきましょう。

特に注意が必要なのは、退去時にかかる原状回復費用の負担についてです。

物件によっては、敷金礼金をゼロにして初期費用の負担を減らす代わりに、退去時に所定のクリーニング費用を請求するところもあります。

契約書に記載された規約には、入居者は必ず従わなくてはなりません。

トラブルを防ぐためにも、契約前の規約確認は忘れずに行ってください。

賃貸物件の探し方でよくある質問

賃貸物件の探し方で、よくある3つの質問を紹介します。

Q1.一人暮らしの部屋探しでおすすめのサイトは?

一人暮らし用の物件は、賃貸物件の中でも特に物件数が多いです。

賃貸情報サイトへの掲載数も多いため、まずは「SUUMO」や「HOME’S」といった大手不動産情報ポータルサイトで検索するとよいでしょう。

ブックマーク機能で複数の物件を手軽に比較できるので、物件を絞り込みたいときにも便利です。

自分に合った物件をじっくり探したければ、ポータルサイトと並行して各不動産会社のサイトでの検索をおすすめします。

物件数は限られますが、不動産会社の管理する独自物件が見つかる可能性もあるでしょう。

Q2.選ばない方がいい賃貸物件の特徴は?

選ばない方がいい賃貸物件の特徴は、以下の4つです。

  • 周辺の環境や治安がよくない
  • 築年数が経っており設備も古い
  • 家賃が高すぎる
  • ゴミ捨て場など共用部の使い方のマナーが悪い

これらに当てはまる物件は、入居後に環境によるストレスを感じるケースが多く、快適に過ごすのは難しいでしょう。

一人暮らしか家族世帯かなど、入居する人数によっても、物件を選ぶときのポイントは異なります。

それぞれのポイントや注意点については、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にご覧ください。

Q3.賃貸物件の探し方に裏技はある?

賃貸物件の探し方に、裏技はありません。

けれど日頃から不動産会社の担当者に希望条件を伝えておけば、物件が出たときに優先的に紹介してくれることもあるでしょう。

引っ越しを考えはじめたら、早い段階から希望条件やエリアを考え、具体的な行動に移していくのが大切です。

まとめ

賃貸物件は、入居希望時期によっては空室が埋まるスピードも非常に早いため、希望通りの物件に入居するには物件探しのスムーズさが求められます。

日当たりや通風、部屋の広さなど、自分が物件に求める条件として何を優先したいかを意識し、いざ探すときに迷いが少ないようにしておきましょう。

不動産会社の担当者に希望条件を伝え、相談しながら理想の物件探しを進めてください。

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