賃貸アパート初期費用の相場はいくら?計算方法や安く抑えるコツを伝授!

「賃貸アパートの初期費用って相場はいくらなんだろう?」

「初期費用の内訳が知りたい」

このような疑問を解決するため本記事では、賃貸アパートの初期費用の相場や内訳、安く抑えるコツなどをご紹介いたします。

アパートの初期費用について知りたい方はぜひ、参考にしてください。

 

賃貸アパートの初期費用は家賃6ヵ月分が相場

結論からお伝えすると、賃貸アパートの初期費用の相場は、家賃6ヵ月分です。

それでは、具体的な内訳や計算方法を見ていきましょう。

賃貸アパートの初期費用の計算方法

賃貸アパートの初期費用を知りたい場合、「希望するアパートの家賃×6ヵ月分」で計算できます。

たとえば、家賃4万円の賃貸アパートに住む場合、家賃4万円×6ヵ月=24万円となります。

家賃別|賃貸アパートの初期費用をシミュレーションしてみよう

それでは、引っ越し時かかる初期費用を、家賃別に見ていきましょう。

家賃 初期費用
4万円 24万円
5万円 30万円
6万円 36万円

※初期費用を家賃6ヵ月分で計算した場合

上記のように、賃貸アパートの家賃が上がるほど、初期費用も高くなっていくのがわかります。

 

賃貸アパートの初期費用の内訳は?含まれる項目を紹介

「賃貸アパートの相場はわかったけど、どうしてそんなに高いの?」と疑問に思う方も多いはず。

では、初期費用には一体どんな項目が含まれているのでしょうか?

賃貸アパートの初期費用の内訳は、下記のとおり。

内訳項目
(相場)
概要
敷金
(家賃1ヵ月分)
大家さんに預けておくお金。原状回復などに充てられ、差額分は返金される。
礼金
(家賃1ヵ月分)
大家さんに支払うお礼のお金。
前家賃
(家賃1〜2ヵ月分)
1日入居の場合入居月の1ヵ月分、月の途中入居だと入居月の日割り家賃+翌月の1ヵ月分を先払い。
仲介手数料
(家賃半月〜1ヵ月分)
仲介する不動産会社に支払うお金。
保証料
(家賃半月〜1ヵ月分)
保証会社に支払うお金。滞納など万が一の時に備えておく。
室内消毒
(2万円)
入居前に行う消毒・消臭作業。
鍵交換
(2万円)
入居時に行う作業。前入居者の不法侵入などの防止が目的。
安心サポート
(1.5万円)
トラブルや各種相談サポート。(2年分)
火災保険
(1.5万円)
損害保険会社に支払うお金。火事や水回りトラブルに備えて加入が義務付けられている。(2年分)

たとえば敷金・礼金・仲介手数料だけで、すでに家賃3ヵ月分の金額です。

さらに鍵交換や火災保険、保証料などが加わると、合計で家賃6ヵ月分になります。

初期費用の項目で払わなくていいものってあるの?

次の2つは、支払わなくてもいいケースがあります。

  • 室内消毒
  • 鍵交換

詳細は下記のとおり。

室内消毒

室内消毒は、交渉次第では支払う必要がなくなります。

というのも、前の入居者が退去した後には必ず部屋のクリーニングが行われているから。

よほど汚い状態でなければ、室内消毒してもらわなくても問題ないでしょう。

また、気になる箇所があれば自分で掃除することもできます。

内見時に汚れが気にならないようなら、「室内消毒は不要です」と伝えるのもアリ。

ただし、室内消毒が必須のケースもあるため、ご注意ください。

鍵交換

鍵交換は基本的に任意です。

もしもあなたが鍵を変えなくても問題ないならば、鍵交換をしない手もあります。

ただし防犯上、鍵交換を必須にしているケースが多いのも事実。

鍵の交換については、事前に大家さんに確認しておくといいですよ。

賃貸アパートの初期費用を支払うタイミングはいつ?

初期費用の支払いタイミングは、原則として契約が完了した後です。

契約が完了すると、不動産会社から「〇日以内に支払いをしてください」と提示されます。

いつ払うかをしっかりと確認し、その期日までに初期費用を支払いましょう。

初期費用を支払うまでの具体的な流れは、下記のとおり。

  • 1.部屋の内覧・申込み
  • 2.申込書や必要書類の提出
  • 3.入居審査
  • 4.審査完了
  • 5.契約手続き
  • 6.支払期日の提示

初期費用は指定された期日以内に支払う必要があるため、契約時にはよく確認しておきましょう。

契約前に支払う項目ってあるの?

基本的に、契約前に支払う項目はありません。

初期費用はまとめて、契約後に支払います。

ただし、預り金を支払うケースもあるため注意が必要。

預り金とは、賃貸契約の際「この物件に入居したい」という意思を伝えるため、不動産会社に支払うお金のこと。

「申込金」とも呼ばれます。

契約が成立した場合、預り金は初期費用の一部に充てられます。

もしも後からキャンセルした場合でも、支払った預り金は全額返金されるためご安心ください。

賃貸アパートの初期費用の支払い方法

「賃貸の初期費用って、現金でしか支払えないのかな…」

このように、初期費用の支払い方法がよくわからない方も多いでしょう。

実は、賃貸アパートの初期費用は様々な方法で支払いができます。

支払いの方法は、主に次の3つ。

  • 1.振込
  • 2.口座引落
  • 3.クレジットカード

それぞれの詳細を見ていきましょう。

1.振込

銀行で初期費用を振込む方法です。

振込の場合は、銀行の営業時間内に手続きをする必要があります。

もしも営業時間を過ぎてしまうと、振り込みが翌日扱いになってしまうため、注意が必要です。

2.口座引落

賃貸アパートの初期費用の支払いは、口座引き落としも可能。

指定された期日までに、口座にお金を入れておきましょう。

うっかり口座残高が足りなかった場合、契約がキャンセルになってしまう可能性も。

指定された金額が口座に入っているか、事前にしっかりと確認しておきましょう。

3.クレジットカード

最近では、クレジットカード払いができる不動産会社も出てきました。

入居時にかかる初期費用をクレジットカードで支払えるため、手間がかかりません。

ただし、クレジットカード払いに対応している不動産会社はまだ少ないです。

支払い方法の詳細は、事前に不動産会社へ確認しておくといいですよ。

後払いってできるの?

結論からお伝えすると、初期費用の後払いは基本的にできません。

多くの場合、初期費用は契約後に一括払いするからです。

賃貸アパートを借りる際は、事前にまとまったお金を用意しておく必要があります。

クレジットカードの分割払いは可能

中には、クレジットカードの分割払いに対応している不動産会社も。

後払いにはなりませんが、分割払いならばまとめて支払う必要がないため、一時的な出費を抑えられます。

ただし、クレジットカードの分割払いは金利も高くなるため、注意が必要です。

払えない、間に合わない時はどうすればいいの?

なにか事情があって支払いが間に合わない場合は、まず不動産会社に連絡しましょう。

数日ほどであれば、支払いを待ってもらえるケースもあります。

もしも連絡せずに期日を過ぎると、契約が取り消しになる場合も。

また、最悪の場合は違約金が発生する可能性もあります。

支払いができない、間に合わない場合は、そのままにせず、必ず不動産会社に連絡することが大切です。

 

賃貸アパートの初期費用を安く抑える5つのコツ

アパートの初期費用を安く抑えるコツは5つあります。

  • 1.ゼロゼロ物件(敷金礼金ゼロ)を探す
  • 2.仲介手数料なしのアパートを探す
  • 3.キャンペーンのタイミングを狙う
  • 4.フリーレントのアパートを探す
  • 5.引っ越しを自力で行う

それぞれの詳細は下記のとおり。

1.ゼロゼロ物件(敷金礼金ゼロ)を探す

敷金礼金ゼロの物件を「ゼロゼロ物件」と言います。

敷金礼金が発生しない「ゼロゼロ物件」を探せば、アパート入居時の初期費用を大きく節約できます。

・敷金の相場→家賃1ヵ月分
・礼金の相場→家賃1ヵ月分

例えば家賃5万円のゼロゼロ物件であれば、敷金礼金ともに0円になるので、10万円の節約になります。

アパートの初期費用を10万円も節約できるのは大きいですね。

2.仲介手数料なしのアパートを探す

ゼロゼロ物件に比べて件数は少ないものの、仲介手数料なしのアパートも存在しています。

SUUMO様やHOME’S様といった賃貸情報サイトは、キーワードでの検索も可能。

検索窓に「仲介手数料なし」もしくは「仲介手数料無料」と入力して検索すればOK。

お住まいの地域やタイミングによっては、検索結果に物件が表示されない可能性もあるので、ご了承ください。

3.キャンペーンのタイミングを狙う

賃貸情報サイトや不動産会社が、期間限定のキャンペーンを開催することがあります。

キャンペーン内容はその都度異なりますが、

・家賃キャッシュバック(1ヵ月分)
・お祝い金プレゼント
・家具家電プレゼント

などがあります。

こちらもキーワード検索にて、「キャンペーン」と入力して検索すればOK。

キャンペーンは予告なく終了することもあるので、気になる物件がキャンペーンに対応している場合は、お早めにチェックしましょう。

4.フリーレントのアパートを探す

「フリーレント」とは一定期間のみ家賃が発生しない物件のことです。

フリーレントの期間は1ヵ月ほどが一般的。

中には3〜6ヵ月と長期間のフリーレント期間が設けられていることもありますが、注意が必要です。

というのもフリーレント期間中に解約すると、違約金や期間分の家賃支払いを求められる可能性があるから。

フリーレント物件だからといって、安易に判断しない方がいいでしょう。

5.引っ越しを自力で行う

荷物が少なければ、引っ越し業者に頼まず自力で進めることも可能。

自力で引っ越しを進める場合は費用を節約できるだけでなく、スケジュールを自由に立てられます。

引っ越し繁忙期である3月は業者の予約が取りにくく、思うように作業が進まないこともあります。

その点、自力で引っ越し作業を進めれば予約の手間もありませんから、都合に合わせて動けます。

ただし注意点も。

荷物を運搬している時、アパートに傷をつけた場合は修繕費用を請求される可能性があります。

家具家電を破損させた時も自己責任。

保証がつかないというデメリットがあるので、くれぐれもお気をつけください。

初期費用が安い賃貸アパートを探すコツ

初期費用が安い賃貸アパートを探すなら、さきほどご紹介した5つの方法をぜひご活用ください。

また、賃貸アパートを探す際の流れやコツは下記記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

▶▶【アパートの探し方】おすすめの流れと7つのコツをご紹介!

 

安くするための交渉ってできるの?

初期費用を安くしてもらうための交渉は可能です。

ただし、あまりに大幅な値下げ交渉などは、不動産会社に敬遠されるケースがあるため注意が必要。

また、交渉するおすすめのタイミングは「見積もりを提示されたとき」がおすすめ。

賃貸アパートの見積もりを出してもらい、「入居する意思」が伝わったタイミングで交渉すれば、不動産会社はできる限り希望を聞こうとしてくれるからです。

結果、初期費用の交渉に応じてくれる確率が上がります。

ただし、交渉する際はきちんとマナーを守り、誠実な態度で伝えるようにしましょう。

賃貸アパートの初期費用に関するQ&A

ここでは、初期費用に関するよくあるQ&Aをご紹介いたします。

Q.クリーニング代って退去時と入居時どっちに支払うの?

場合によります。

ただし、一般的には退去時に支払うケースが多いです。

入居時に支払った敷金がクリーニング代に充てられます。

Q.礼金は支払う必要がないってホント?

礼金は、大家さんに「住まわせてもらうお礼」として支払う、返ってこないお金のこと。

基本的には提示された金額を支払いますが、交渉次第ではお安くしてくれるケースもあります。

安心サポートって入らないとダメ?

安心サポートが任意の賃貸アパートもあります。

ただ、加入が条件の物件もあるため、事前に確認が必要です。

 

まとめ

賃貸アパートの初期費用を抑える方法や相場、計算方法などをご紹介してきました。

賃貸アパートを借りる際は、初期費用がいくらかかるのかを事前に把握しておくことが重要です。

また、本記事でご紹介した「初期費用を安く抑えるコツ」も、ぜひご活用ください。

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