「引っ越しを考えているけど、何ヶ月前から物件を探し始めればいいんだろう」
「希望の条件に合うアパートを見つけたいけど、探すコツってあるのかな?」
このような疑問を解決するため本記事では、アパートを探す流れやコツ、探し始める時期などを紹介します。
また、選ばないほうがいい賃貸物件の特徴はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
賃貸物件(アパート)を探す基本的な流れ
引っ越しを決めたら最初にやることがアパート探し。
理想の賃貸物件を見つけるためにも、計画的に行いたいところです。
では、アパート探しはどのように進めていけばいいのでしょうか?
賃貸物件を探す際の基本的な流れは、下記のとおりです。
- 1.エリアを決める
- 2.家賃を決める
- 3.間取りを決める
- 4.最低条件を決める
- 5.賃貸情報サイトで調べる
- 6.内見する
- 7.契約する
それぞれの詳細を見ていきましょう。
1.エリアを決める
アパートを探すなら、まずはどこに住みたいかを決めましょう。
エリアを絞るときは、下記のポイントを意識するといいですよ。
- 通勤・通学のしやすさ
- 街の雰囲気
- エリアの家賃相場
通勤・通学がしやすいかどうかは、アパート探しで重要なポイントです。
職場や学校までのアクセスを考え、駅や路線を絞りましょう。
また、実際に足を運んでみると街のイメージがつかめます。
通勤・通学の利便性や家賃相場、街の雰囲気を考慮した上で、住みたいエリアや駅を絞っていきましょう。
2.家賃を決める
エリア選択と同じくらい重要なのが、家賃を決めておくこと。
家賃は毎月払っていくものなので、上限を決めておかないと生活を圧迫してしまう可能性があるからです。
では具体的に、家賃をどれくらいに設定すればいいのでしょうか?
アパートの家賃の目安は、手取りの3分の1と言われています。
たとえば手取りが15万円だった場合、家賃は5万円以内に収めるのが理想的です。
また、家賃相場は選択するエリアによって大きく異なります。
たとえば、中心市街地や繁華街、駅近などにあるアパートは比較的家賃も高め。
反対に、中心市街地から外れたエリアや地方、駅から離れているアパートは家賃が安いケースが多いです。
アパートを探す際は、家賃相場や生活にかかる費用を考慮し、無理のない範囲で家賃を決めましょう。
3.間取りを決める
間取りも決めておくのも、アパート探しをする際のポイントです。
希望の間取りを決めておくことで、物件探しがスムーズに進みます。
たとえば、一人暮らしなら1Rや1Kで問題ありません。
多少ゆとりをもって生活したいなら、1DKもおすすめです。
夫婦やカップルの場合は1DKや1LDK、2DKなどがおすすめ。
ただ、部屋が広くなるほど家賃も上がっていきます。
あなたのライフスタイルや予算に合わせて、間取りを決めましょう。
4.最低条件を決める
アパート探しをする際は、最低条件を決めておくといいですよ。
「これだけは譲れない」というポイントを明確にしておけば、希望の物件が見つかりやすくなります。
具体的には、下記のように詳細な条件を出しておきましょう。
- 駅徒歩5分以内
- 築10年以内
- コンロは2口以上
- バストイレ別
- 洗面所独立
たとえば、「駅近は絶対条件」という人もいれば、「とにかくバストイレ別の物件がいい」という人もいます。
最低条件をいくつか決めておけば、住んでから後悔…という状況になりづらいです。
とはいえ、あまりに多くの条件があると、該当するアパートが見つからない可能性も。
賃貸を探す際は、自分の中である程度の条件を決めておくといいですよ。
5.賃貸情報サイトで調べる
上記の項目(エリア・家賃・間取り・最低条件)が決まったら、いよいよお部屋探しです。
SUUMOやHOME’Sなどの賃貸情報サイトを利用して、アパートを探しましょう。
路線やエリア、希望の条件から物件を絞り込み、気になる物件をピックアップするといいですよ。
また、賃貸情報サイトによって掲載されているアパートが異なるため、複数比較しましょう。
6.内見する
希望の物件が見つかったら、不動産会社に連絡して内見を申し込みましょう。
アパート探しでは、実際に足を運んで部屋をチェックすることが重要なポイント。
内見予約をせずに不動産会社へ直接行く方法もありますが、担当者が忙しい場合は当日の内見ができない可能性も。
アパートを内見する際は、事前に予約をとっておくのがおすすめですよ。
7.契約する
内見をして部屋に納得できたら、賃貸契約をします。
アパートを契約する際は審査があり、通過できれば本契約に進めます。
なお入居審査は、3~5日ほどで完了するケースが多いです。
効率的に希望の賃貸物件を探すコツ7選
「賃貸物件を探す流れはわかったけど、なかなか希望の物件が見つからない…」
このように思うかもしれません。
では、条件に合うアパートを見つけるコツはあるのでしょうか?
効率的に希望の物件を探すコツは、次の7つです。
- 1.賃貸情報サイトをこまめにチェックする
- 2.不動産会社の担当者と連絡を取り合う
- 3.気になる物件はひとまず内見する
- 4.理想の物件はないと思っておく
- 5.希望物件は複数ピックアップする
- 6.原則、仮押さえはできない
- 7.疑問点などは必ず質問する
それぞれの詳細を見ていきましょう。
1.賃貸情報サイトをこまめにチェックする
希望の物件を探すときに重要なのが、賃貸情報サイトをこまめにチェックすること。
サイトの掲載物件は、日々更新されます。
人気の物件はすぐ入居者が決まるるため、定期的にサイトをチェックする必要があるのです。
理想のアパートを探すためにも、賃貸情報サイトには常にアンテナを張っておきましょう。
2.不動産会社の担当者と連絡を取り合う
希望の物件を見つけるには、不動産会社の担当者と連絡を取り合うのも重要です。
なぜなら、賃貸情報サイトには掲載されていない物件があるからです。
上記の物件は「未公開物件」といって、不動産会社に行かなければ見つかりません。
担当者と連絡を取り合えば、賃貸情報サイトに掲載される前の物件や未公開物件を紹介してもらえる可能性がありますよ。
不動産会社に足を運んで希望の条件を伝えたうえで、いい物件があったら教えてもらえるようお願いしましょう。
3.気になる物件はひとまず内見する
気になる物件があった場合、まずは内見することをおすすめします。
内見に回数制限はないため、何度でも行えるからです。
人気物件はすぐに埋まるケースが多いため、内見を後回しにしていると他の人に取られてしまいがち。
少しでもいいと思えるアパートがあったら、できるだけ早く内見予約しておくといいですよ。
4.理想の物件はないと思っておく
アパート探しをする際は、理想の物件はないと思っておきましょう。
すべての条件を満たす物件を見つけるのは非常に難しいからです。
たとえば、下記があなたの希望する条件だったとします。
- オートロック
- 駅徒歩3分以内
- 新築
- 1LDK
- 家賃5万円以内
家賃5万円以内で絞った場合、上記の条件を満たすアパートを見つけるのは難しいです。
希望の物件が見つかったとしても、家賃が予算オーバーしてしまう可能性も。
そのため、いくつかの条件がある場合は優先順位を決めておくのがおすすめです。
「妥協できる点」「譲れない点」を決め、予算と相談しつつアパート探しをしましょう。
5.希望物件は複数ピックアップする
気になる物件が見つかったら、複数ピックアップしておきましょう。
というのも、必ずしも第一希望のアパートに住めるわけではないからです。
たとえば住みたい物件が見つかっても、先に入居者が決まってしまう可能性もあります。
アパート探しの際は、初めから物件を1つだけに絞るのではなく、いくつか候補を上げておくことが重要ですよ。
6.原則、仮押さえはできない
「内見して気に入った物件があるけど、他も見たいからとりあえず仮押さえしてほしい」
このように考える人もいるかもしれません。
しかし、アパートは原則仮押さえはNG。
内見は何回でもできますが、契約するのは早い者勝ちです。
とくに繁忙期である1月~3月は、物件がすぐ埋まってしまいます。
後悔しないためにも、条件に合う賃貸物件が見つかった場合は早めに決断することをおすすめします。
7.疑問点などは必ず質問する
もしも不明点や疑問点があった場合、必ず不動産会社の担当者に確認しましょう。
「気になるけど、わざわざ聞くほどでもないかな…」
このように、疑問点を残したままでいると入居してから後悔する可能性があります。
どんな些細なことでもいいので、気になる点があったら遠慮せずに質問しましょう。
賃貸物件を探す時の失敗例
「気に入って契約したアパートだったけど、思っていたのと違った」
「よく確認していなくて、住んでから後悔してしまった……」
このように、アパート選びで失敗した人もいるのではないでしょうか?
アパート選びで後悔しないために、失敗例を知っておくことは重要です。
ここからは、賃貸物件を探すときにありがちな失敗例を見ていきましょう。
具体例は次の5つ。
- 1.家賃が高くて生活を圧迫
- 2.家具や家電を置いたらスペースが狭くなった
- 3.日当たりが悪く部屋が暗かった
- 4.騒音が気になり不快な思いをする
- 5.通信速度が遅くネットに繋がりにくい
それぞれの詳細は下記のとおりです。
1.家賃が高くて生活を圧迫
物件探しでよくあるのが、家賃の高いアパートに住んでしまったケース。
家賃は毎月払うものなので、場合によっては生活を圧迫してしまう可能性も。
いくら理想的な部屋だったとしても、あまりに高い家賃では家計が成り立ちません。
家賃の目安は手取りの3分の1ほどです。
アパート探しする際は、無理のない範囲で家賃を決めましょう。
2.家具や家電を置いたらスペースが狭くなった
「内見したときは気にならなかったけど、実際に家具家電を置いたらスペースがなくなった…」
部屋に圧迫感があり、スペースもなくなってしまうパターンです。
気に入った物件が見つかったら、事前に部屋のレイアウトをイメージしておくことが大切。
ベッドやテレビ、机など置くものはある程度決まっているはずなので、契約する前に部屋が手狭にならないかチェックしておきましょう。
3.日当たりが悪く部屋が暗かった
日当たりの悪さも、物件探しでよくある失敗例のひとつ。
「内見時には気にならなかったけど、実際に住んでみたら思ったよりも部屋が暗かった」というケースは多いです。
日当たりの悪い部屋はジメジメしやすく、定期的に換気しないとカビも生えやすいのがデメリット。
住んでから後悔しないためにも、内見時にはしっかりと日当たりをチェックしておきましょう。
一度の内見で判断できなかった場合は、
- 不動産会社の担当者に聞いてみる
- 日にちや時間をずらして再度内見する
- 外から日当たりをチェックする
などの方法で確認するといいですよ。
4.騒音が気になり不快な思いをする
騒音問題は、アパートでよくあるトラブルのひとつです。
隣人がうるさくて眠れないなど、騒音が気になって不快な思いをするケースも。
物件探しをする際は、事前に必ず周囲の騒音について把握しておくことが重要です。
騒音トラブルを防ぐためにも、
- 内見時に防音性をチェックする
- 不動産会社の担当者に、過去に騒音トラブルがあったかどうかを聞く
- 建物の構造(木造やS造、RC造など)を把握しておく
などが重要なポイントです。
5.通信速度が遅くネットに繋がりにくい
アパートによっては、入居者が利用できるインターネット設備(Wi-Fi)が用意されていることがあります。
しかし、「特典に魅力を感じて住んでみたけど、実際には通信速度が遅くてなかなかネットに繋がらない…」というケースも。
アパートのインターネット設備が使えない場合、自分で契約することになり出費が増えてしまいます。
住んでから後悔しないためにも、インターネットの繋がりやすさは内見時に確認しておきましょう。
賃貸物件を探し始める時期の目安
賃貸物件を探し始める時期は「引っ越しの1ヶ月前」が目安です。
というのも、申込から入居までの期間が1ヶ月以内だからです。
「アパートを探し始めるのは早ければ早いほどいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、賃貸物件は仮押さえができません。
気に入った物件を見つけたとしても、引っ越し予定日がまだ先だった場合、二重家賃が発生してしまいます。
そのため、アパート探しは基本的に引っ越しの1ヶ月前から始めるのがおすすめです。
3月末〜4月頭に入居するなら
3月末〜4月頭に入居する場合、2ヶ月ほど前から物件探しを始めておくと安心です。
新生活がスタートする4月。引っ越しをする人も増え、アパートがすぐに埋まってしまいます。
とくに1月~3月はアパートを探す人が多く、不動産会社も繁忙期に。
3月末〜4月頭に引っ越しを考えているならば、1月~2月には準備を始める必要があります。
繁忙期は希望の物件を見つけるまでに時間がかかってしまうため、余裕をもってアパート探しをしましょう。
賃貸物件はサイトと不動産屋のどちらで探すべき?
アパートの探し方には、下記の2つの方法があります。
- 賃貸情報サイトで見つける
- 不動産会社に直接行く
では、どちらで探したほうが希望の物件が見つかりやすいのでしょうか?
結論、まずは賃貸情報サイトから探すのがおすすめ。
サイトならば数多くの物件が掲載されており、条件が詳細に指定できます。不動産会社に行く手間もありません。
さまざまな物件情報を見ることで、住みたい部屋のイメージや条件もある程度絞れてきます。
そのため賃貸物件を探すなら、まず賃貸情報サイトをチェックしましょう。
気になる物件を見つけたら、実際に不動産会社に足を運ぶのがおすすめです。
未公開物件や穴場物件はどうすれば見つかる?
未公開物件や穴場物件を見つけたい場合は、不動産会社に直接連絡しましょう。
賃貸情報サイトには載っていないアパートを紹介してくれる可能性があります。
たとえば、その不動産会社でしか取り扱っていない物件や、空き予定の物件など。
不動産会社へ直接行き、希望の条件に合ったアパートを探してもらうといいですよ。
また、いい賃貸物件が見つかったら教えてもらえるよう、連絡先を交換しておくのも有効です。
新居・新築物件を探すにはどうすればいい?
新居・新築物件を探す場合、賃貸情報サイトで条件を指定する際に「新築」を選びましょう。
新しい物件や未入居物件、完成予定のアパートなどが見つかりますよ。
賃貸物件を探す時によくある質問
ここからは、賃貸物件を探す際によくあるQ&Aをご紹介いたします。
Q.「即入居可」の賃貸物件は即日入居できるの?
賃貸物件を探していると、「即入居可」と表示されている物件を見かけることがあります
実は、即入居可の物件は気に入ったからといって即日住めるわけではありません。
というのも、即入居可=いますぐ入居できるという意味ではなく、「契約が完了したら住める」ことを意味しているからです。
つまり、内見したその日に入居できるわけではないのですね。
即入居可の物件でも、審査を通過して本契約をして初めて、アパートに住めるようになります。
Q.入居日はいつにするのがいい?
アパートの入居日は、契約上で「家賃が発生する日」にするのがおすすめ。
なぜなら、住んでいないのに家賃を支払う期間がなくなるため、無駄な出費を防げるからです。
もしも入居日(家賃の発生日)を遅らせてもらえる、または自由に選べる場合は、引っ越しと同じ日にするといいですよ。
引っ越し日(退去日)と入居日を合わせることで、二重家賃が発生するのを防げます。
Q.内見時はどのような点を意識すればいい?
アパートを内見する際、具体的にどんな点をチェックすればいいのでしょうか?
賃貸物件の内見時に意識すべきポイントは、下記のとおりです。
- 1.扉のガタつき
- 2.部屋の臭い
- 3.間取り
- 4.汚れの有無
- 5.日当たり
- 6.設備の使い勝手
- 7.遮音性
- 8.搬入経路
- 9.コンセントの数と位置
- 10.通信環境(インターネット環境)
- 11.周辺環境
- 12.施設や環境
たとえば部屋の臭いや日当たり、遮音性などは、実際に部屋を見ないとわかりません。
コンセントの数や位置も、必ず事前にチェックしておく必要があります。
アパート内見時にチェックすべきポイントや持ち物、所要時間などはこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
賃貸物件を探す流れやコツ、探し始める時期などをご紹介してきました。
アパートを選ぶ際はいきなり探すのではなく、まずはエリアや家賃、希望の条件などを決めることが重要です。
住みやすさや通勤・通学の利便性を考慮し、予算と相談したうえで理想のお部屋を見つけましょう。
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